小竹向原駅を降り、小竹浴場を目指す。
南に向かっていたはずが北に来てしまったようで、時は8時。知らない街で一人、しばし途方に暮れてしまった。
そんな時は銭湯マップ。
間違った方向に来てしまったものの、こっち方面からうまく軌道修正すれば大黒湯に行けるようだ。
最近1010に掲載されていたのでぜひ行ってみたいと思っていたのだ。
結局小竹向原を出発してから20分もかかり、大黒湯に到着。
藤の花かな?
世田谷のえのき湯の背景のようだ。
下足を入れ、自動ドアをくぐる。
フロントが右手にあり、男湯が右。女湯が左。
若いおばさまがフロントに座っておられる。
ロビーは赤い絨毯。テレビにソファ6人分ほど。
湯賃をお支払いし、脱衣場へ。
ここで驚きなのは床が一面畳なこと。
1010を読んで知っていたけど、実際足を踏み入れた時の感動はあるなぁ。
そして囲碁将棋の板が置いてある。
扇風機はナショナル製。
10月に社名が変更され、パナソニックになる。
この扇風機にPanasonicと書かれていたら・・・なんかイメージ合わないなぁ。
それはさておきこの扇風機はかなり大きく、強にするとその風に吹き飛ばされそうだ。
そして、外は畳二畳ほどの庭が見える。すぐ右にはウォシュレット完備のトイレ。タイルが浴室のものと同じ。ピカピカしている。
今まで見た銭湯のトイレの中で一番きれい。掃除したてなのかもしれないけど、それにしてもきれいだ。
脱衣場の女湯との境にあるパネル。
モダン銭湯といった感じ。
さて浴室ヘ行こう。
浴室には入ってすぐ右手に渓谷の背景。
ペンキでなくタイル画。
岩風呂入り口の上にある。
右手に岩風呂。
カランが31あり、浴槽はL字型に右手から電気風呂、ガリウム石風呂(赤外線付き)、座ジェット水枕なし二基、座ジェット水枕あり二基。
湯温はなかなか高く43℃ほど。
そして背景はブロックで組み上げられた抽象的な模様。
二人の人間がスキップしているような。雲や花もあるかな。
そして全身シャワーコーナーが女湯との境に5ルームもある。しかもいちいちしっかり扉がある。うちひとつはボディジェット。しかし壊れている模様。
岩風呂ヘ行ってみる。
ここは露天ではなく、庭が望め、外気が心地よく入ってくる感じ。
しかし雰囲気が最高。
庭を見ながら岩風呂に浸かり、温まるとすぐそばのよく冷えた水風呂に浸かる。ここの水風呂も岩風呂でしかもバイブラ。
なので、一見お湯のように見えてしまうのが不思議。
そしてサウナもあるけど、ここも入りたいなぁ。
しかし、この縦長の10畳ほどのスペース。
自宅にあったら最高だ(そりゃそうか)。
庭も箱庭のようで岩に灯篭がうまく調和していて上品だ。
眺めていてなかなか飽きがこない。
湯から上がると、ロビーでコーヒー牛乳。
ここのソファがまた最高にフカフカ!
自宅に欲しいソファだ。
最後、フロントのおばさまが文庫本に夢中でありがとうございましたの声が小さかったのが、少し切なかったくらい。
ここは自宅の近くにあるととても幸福感がアップするだろう銭湯だった。
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