2009年1月25日日曜日

75.三鷹市井口 千代乃湯

日曜日の三時頃、三鷹市の千代乃湯を訪れた。
まずは駐車場の広さに驚かされる。ざっと20台ほど。

全体を仰ぎ見れば千代乃湯はマンション銭湯である。しかし一歩入れば限りなくスーパー銭湯に近いサービスを提供している銭湯であることに気づく。

湯賃は自動券売機で購入。こちらでビールや食べ物などの食券も購入できる。
奥にテーブル席があり、飲食ができるようになっているのだ。

フロントの受け答えのしっかりした女将さんに入浴券をお渡し。

男湯は右手である。
中はまさにスパ銭の様相。しかし敷地の広さは大型銭湯程度か。

島カランが横向きに四列。それぞれホース付シャワー完備で四つなので24。立ちシャワーは一基。

さすがに混んでおり、15人はお客がいらっしゃる。
年齢層は割と高めである。

カランに着座し、体を洗う。
背景は脱衣場側の上壁に鳩の模型など。よくは意味がわからないが平和的である。

さて浴槽へ。
サウナ室が脱衣場寄りにあり、水風呂、L字型の大型浴槽。低温浴槽。露天といった構成である。

まずはL字から。
こちらには電気風呂がある。湯温は42℃ほど。
水の流れが淀んでいる箇所であり、汚れが気になる。まだ三時だというのに。とても人気のある銭湯であるということであろう。
電気は弱め。自分にはちょうどよいレベルだ。
あと、ジェットエステ・フィットエステ・ボディマッサージという三種類のジェットが楽しめる。深風呂になっており、ボディマッサージは丸形にはまりこむ浴槽。深風呂にこれは絶妙な組み合わせである。しばし時の流れを忘れてしまう。

続いて低温浴槽へ。
非常に細かい泡で白い湯になっている。軟水力が強いと書かれた浴槽。
そう、こちらの千代の湯は軟水浴泉と書かれているくらい軟水が売りなのである。
しかしトロみはそこまで強くない。世田谷の塩の湯が今まで訪れた中では一番軟水力が強かった。

続いて露天へ。
庭が広がり、池も広大。女湯の方まで広がっているようだ。
鯉はよく見えないが網が置いてあるのできっといるのだろう。

円形の浴槽と、滝の流れが背中で楽しめる浴槽。
湯温はぬるめで40℃ないほど。庭・池を眺め風を感じて長湯がいくらでもできそうだ。

マンションの手すりが見えるがベランダから見下ろせば容易に覗かれてしまいそうだ。

浴槽の天井はかまぼこ型であり、二階の高さまであった。構造的には浴槽側は三階以上が居住スペースのようだ。

湯から上がり休憩所で一休みも考えたが、満席なので店を出る。高齢者のスパ銭湯といった感じ。
通りに面した位置にある看板にはデイケア銭湯と書かれていた。
これからの時代、銭湯も千代乃湯のように特色を示していく必要があるだろう。しかし昔ながらの銭湯はそれだけで一つの特色とも言えるのでこれからもそのスタンスを崩すことなく突き進んでいってもらいたいものだ。


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