池袋東口を出て明治通りをひたすら北へ。
首都高の下を過ぎ、堀之内橋を過ぎる。先に稲荷湯を下見。今の時間は15時なのでまだ開店になっていない。15時40分が開店時間である。マンション銭湯。近いうちにまた訪れるとしよう。
方向転換し、今日は豊島区銭湯のゆラックスを目指す。
天気もよく清々しい連休だ。夜になると寒さも厳しくなるが、午後は暖かく過ごしやすい。
距離が違うが、奥の大きな煙突は清掃局のもの。
ゆラックスの入口はどこかと探すが、コンビニ(というか売店)になっている。
日曜日は15時から営業しているというゆラックス(HPはこちら。JPドメインまでしっかり取得されている…しかし料金が400円と記載されていたり430円と書かれていたりするので更新はしていないようだ)創業50年ということで歴史が積み重ねられて来た結果、現在はマンション銭湯として営業されている。
レジにて銭湯に入る事を告げ、ロッカーキーを受け取る。女将さん、と呼べない雰囲気ではあるがつまりはそういうことなのだろう。
奥に下足入れがあり靴を預け木札を取る。
男湯は右手で脱衣場に入ると天井は低いが光が射し込み開放感がある。ロッカーは工場にあるようなネズミ色のロッカー。趣は感じないが実用的だ。体重計は腰までの高さのデジタル。KUBOTAのものだ。
パパッと服を脱ぎ浴室へ。
こちらもマンション銭湯だけに天井は低め。しかしながら全体的に清潔で明るいので閉塞感はない。天井の色も明るいグリーンできれいだ。
カランは島カランが一列。女湯境より7-5-5-2。立ちシャワーは一基。
湯客は10人ほど。お爺さまから若者まで幅広い構成だ。カランを確保し体をしっかりと洗う。
浴槽は3つ。外壁側から奥の壁にL字につながっている。脱衣場寄りにサウナ室があり、その目の前に水風呂。それから薬湯槽、奥の壁には広めの浴槽が広がる。
まずはこの主浴槽から。
ボディジェットとローリングバスという設備がありその部分は深くなっている。湯温は41℃ほど。少し塩素の匂いが漂う。ボディジェットはつまりジェット風呂なんだけど少し狭くなっていて威力も強め。快適である。
隣のローリングバスはつまりやや寝る形の座ジェットなんだけど、そんなにジェットは出ていない。横になる、という意味でローリングなのだろうか。水枕完備でしっかりと冷えている。
続いて電気風呂へ。こちらも主浴槽につながっているがくぼみの部分にL字型に配置された電極。これがまた非常に威力が弱い。ぴったりと電極に近づいても平気なほどだ。物足りなさも感じるお客はいるのではないかと思うが、そこまで電気に強くない自分としてはまあちょうどいいかもしれない。
続いて薬湯槽へ。
こちらはみかんの湯となっている。香りはほとんどなく、柔らかさは少し感じる程度。泡がボコボコと吹き出す中、しばし湯を楽しむ。湯温はやはり41℃ほど。二人入ると狭さを感じるほどの浴槽である。この浴槽のあたりの床は薬湯のせいで変色している。
火照った体を水風呂でクールダウン。水温は20℃ほど。こちらは広めで3,4人は同時に利用できそうだ。サウナを使われている方も何人かいらっしゃるが、そういえばレジで90分までのご利用です、といわれたのでのんびりサウナを何時間もかけて利用するのを避けているのかもしれない。それだけ居心地のよいサウナなのかもしれない。今度訪れた時は利用することにしよう。
背景はチップタイルでヨーロッパ湖畔の民家や教会。
ゆラックスという屋号からして富士山だったりするよりもこちらの方が合っているだろう。
湯から上がり帰宅する事にする。
湯客も多く、設備も整い売店も同時に利用できる実用的な銭湯。
趣はないが地元には愛されているように感じた銭湯だ。
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