2009年2月27日金曜日

--.世田谷区玉川台 藤の湯

今日は会議が二つあった。
長い山道を乗り越え、やっと下り坂へ差し掛かりすっと肩の力を抜く、今日はそんな夜である。

夜になり、心地のよい湯・空間を求めて最寄の藤の湯へ赴いた。

銭湯へ通いだしてから数ヶ月、こちらの藤の湯に来ることが一番多い。初めは目新しさから次々と来たことのない地へ足を伸ばしていたが、最近は違ってきている。悪く言えば保守的になったということか。
しかし守りに入るだけある居心地のよい銭湯を見つけたということかもしれない。

環八を渡り、コンビニが見えると左の路地へ。
ほの暗い明かりが灯っているのを見るといかばかりかほっとする。銭湯は定休日が不定期であったり、廃業していたり、休業していたりと、実際訪れてみると閉まっていたというオチが多い。
しかしこの藤の湯は定休日は金曜日であり、固定。
お客にいたっても閑古鳥が鳴くということはなく、すぐに廃業ということにはなりそうにもない。
そう分かってはいてもやはり営業しているのを目の当たりにすると嬉しいものだ。

引戸を開け中へ。
フロントにはマスクをした親父さんがいらっしゃる。
風邪だろうか、それとも予防の為だろうか。
湯賃をお渡しし、靴を脱ぎ一段上へ。
下足入れに靴を入れ、もう一枚引戸を抜けて脱衣場へ。

時間は22時半。営業は23時半となっているので、お客も少なめ・・かと思いきや浴室には7~8人のお客が見える。

パパっと服を脱ぎ浴室へ。
白くうっすらと漂う湯煙と浴槽のヒノキの香で浴室はまさに癒しの空間となっている。
何人かは前に見たお客である。

見覚えのある顔というのは知り合いでなくてもなんとなく安心感が生まれるものである。
木の風呂イスを取り、カランを確保。
体を洗い、ヒノキの浴槽から入っていこうと思う。

湯温は40℃ほど。隅に備長炭の入った袋が吊り下げられている。終業時間が近づいているが、湯はまだまだきれいである。
以前見かけたが、時折親父さんがやってきて湯を出して循環させるのだ。
続いてミクロバイブラへ。
泡の決め細やかさは設備系の銭湯に及ばないものの、しかし全体的にぼこぼこと湯が溢れ落ち、爽快感がある。ジェットも出力はなかなかだ。

湯から上がり、服を着ていると親父さんは先にサウナ室の掃除を始めた。こちらのサウナは別料金300円。しかし個室ということでいつもお願いするのがはばかれてしまう。ぜひいつか体験してみたいものである。


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