目黒区の寿湯へ。
ここのところ天気が悪く雨が降る毎日だったが、今日は澄み渡る青空。
昼は庭の草むしりをして汗をかいた後で千駄ヶ谷の鶴の湯を訪れたので、本日二つ目の銭湯。
寿湯は千鳥破風の立派な趣。
左右にコインランドリーがある。
牛乳石鹸の暖簾をくぐると傘立てが正面にあり、左右に下足入れ。
右が男湯で、左が女湯。どうみても番台形式の銭湯のような入口であるが、事前調査ではフロントという事になっているはず・・。
自動ドアの戸から中へ。
すると脱衣場ではあるが番台は裏っ返しになっており、女将さんがお座りになられている。
脱衣場のお客達がやたらこちら側を眺めているなと感じるが、それもそのはず、入口の上にテレビがはめ込んである。番台形式の頃に物販品などを詰め込んでいた場所かもしれない。
脱衣場天井は高く、折上げられている格天井。艶のある深い茶色の天井だ。床は非常にきれいに磨き上げられている。島タイプのロッカーが二列あり、十分な数。
庭に縁側が見えるが、盆栽がある程度であとはコンクリートの壁。
女湯境にあるのは振子時計かなと思いきや、なぜかパタパタとめくれるタイプの時計。初めて見た。デジタルではなく、確かにアナログといえばアナログなので趣きを感じてしまう。
パパッと服を脱ぎ浴室へ。
中は大型銭湯。天井も高い。
島カランは一列だが、二列でも収まるであろう幅の広さ。
7-6-6-6。立ちシャワーは外壁側のカランの裏側に個室のように設置されている。
お客は5人ほど。土曜の夜にしては少し寂しいだろうか。大学生といった感じの若いお客が多い。
体をしっかり洗い浴槽へ。
ぬる湯と座ジェット、寝ジェットのある浴槽がある。
まずはぬる湯の方から。こちらはラベンダー&カモミールの湯となっている。
そして驚く事には外壁側に鯉の水槽が目線の位置にあるのである。中には6匹ほどの大きな真鯉。錦鯉もいる。水槽の幅よりも大きな鯉もいる。長い事こちらで生きているのであろう。小さめの鯉もいるし、上唇にイボの付いた鯉もいる。
ぬる湯の浴槽なのでじっくり温まりながら鯉と対話するかのように長湯ができる。
湯温は39.5℃のデジタル表示。
さて続いて寝ジェットへ。
こちらは42℃ほど。
浴槽が寝るには狭いので足が引っかかってしまうが、ヘリに載せれば伸びができる。
壁には天然鉱石 光明石の湯と書かれている。
隣の座ジェットは足も伸ばせるのでこちらの方が居心地はいいかもしれない。
座ジェットに浸かりながら、背景を確認する。
なんとこちらは故早川氏の背景。
平成20年7月3日とある。
一年ほど前の背景であるが、既に剥げて来ている部分がある。何か上塗りを塗るなどして保存などできないものかなと思ってしまう。
そのペンキ絵だが、女湯境に立派な富士山。
そして川が流れ、ゴルフ場のグリーンが手前にある。バンカーもあり、そしてなぜか白い犬が草陰から体を出している。
全体的に雑然とした感じを受けないでもないが、富士の青のグラデーションの美しさなどは早川氏ならでは。
そして女湯境壁にはタイル絵もある。
こちらは横一面に茅葺き屋根の民家がいくつか描かれている。
水車もあり、筆致は細かい。
素晴らしい作品だ。
鯉にペンキ絵にタイル絵。十分に楽しみ脱衣場へ。
壁に告知が書かれており、「衛生上の理由から29日より薬湯は終了とし、ブラックシリカの湯
をはじめますとの事」これは気になる。また近いうちに訪れる事にしよう。
さて帰る事にする。
今日は奥さんも一緒にいたので女湯側の感想を聞く。
タイル絵は男湯に比べ、一転豪華主義である。
首里城、金閣寺、五重塔が描かれていたとの事。そしてペンキ絵はやはり犬はいたとの事。
ゴルフ場はなかったとの事であるが、奥さんはその犬を人面犬となのではないかといっていたので、一度直接見てみたいものだ。
最近ペンキ絵といえば中島氏のものが多いので、早川氏のペンキ絵を見る事ができるのはそれだけで貴重である。
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2009年7月26日日曜日
2009年7月20日月曜日
--.茨城県日立市弁天町 東湯
三連休、旅先の茨城は鹿島で銭湯を訪れた。
屋号は東湯。
遠く煙突は細く頼りなげに延びている。鉄の支え棒に支えられている煙突だ。
煙突は建物の奥に建っており、入口のある通りに回るとぼんやりと明かりが洩れている。この辺は9時を回ると人影もなく路地裏は街灯もない。
銭湯は一階建ての平屋構造。しかし表向きはビル銭湯のように角張っている。屋上?には掘っ立て小屋のような倉庫に使われているのか狭い部屋がある。
男湯、女湯で入口が別れており、左手の男湯に入ると中央部分にフロント。眼鏡の若女将さんがお座りになられていて、入口上のテレビを楽しんでいる。
いらっしゃいませの声は明瞭。湯賃は300円。かなり安く感じる。
脱衣場は当然のごとく天井低い。
外壁側全面が常連入浴セットが納められた棚。とにかくその量に驚かされる。どれにも埃は積もっておらず、いまも愛されている(必要とされている)銭湯と言える。
そして竹籠が多くあり、ロッカーはないので、皆籠をお使いになられている。
フロントからは衝立があり良くは見えないようになっているもののそこはかなりアバウト。衝立も手作りのようである。
体重計はアナログのkeihokuのもの。少し小さく赤い色をしている。
女湯との境にはちょっとした部屋があり、マッサージルームになっている。
さてパパッと服を脱ぎ浴室へ。浴室へのサッシがかなり建てつけ悪し。キリキリと音を立てつつ開け閉めをする。
浴室はこれがかなり独特の空間。
天井が低くフラットなのはわかるがコンクリート製でしかもシミが多く付き、かなりひなびている。むき出しの蛍光灯といい、天井だけを見ると古い刑事ドラマの取調室か、学校の教室か、もしくは拷問部屋のようだ。
中程から下はきれいな(普通の)タイル。
島カランは一列で外壁から6-4-4-5。シャワーは外壁寄りのみ。島カランには鏡なし。常連さんが外壁側にお二人。背中を流しあったりしているところからご高齢の親子か。
ここは遠慮しつつ女湯境へ。境の壁の上にはブロックが二段、積み増しされている。このブロックがまた天井のコンクリートとの調和を保っている。
カランはやけに低い位置。ケロリンの高さを辛うじてクリアしている。椅子も小さいものだし、自然と自分もかがみ気味の姿勢になる。
湯もぬるく噴出量は少なく、しかも湯口から出ないで横や下から漏れ出る。
しかしあまり気にならない。
鏡の下には広告スペース。
体をしっかり洗い、浴槽へ。
こちらには少し情緒があり二つある浴槽をまたぐ形で岩が設置され、湯が流れ込んできている。
浅く広い浴槽と深い浴槽。東京でもよく出会う構成。背景は・・もちろんない。こちらの銭湯に来たら湯に集中するべきである。
湯はとにかく柔らかく心地よい。
湯温はどちらも42℃ほど。浅い方には二穴ジェットが三ヶ所。外壁寄りのジェット一つはもはや虫の息。しかしそんなことは気にならない。
かつての繁盛ぶりを思いつつ、コンクリートがまだきれいな頃、賑やかな東湯をまぶたに投影する。その時間の過ごし方がとても楽しい。
湯から上がり、女将さんにご挨拶。また近くに来たときはぜひ立ち寄りたい、昭和を感じる味のある銭湯であった。
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屋号は東湯。
遠く煙突は細く頼りなげに延びている。鉄の支え棒に支えられている煙突だ。
煙突は建物の奥に建っており、入口のある通りに回るとぼんやりと明かりが洩れている。この辺は9時を回ると人影もなく路地裏は街灯もない。
銭湯は一階建ての平屋構造。しかし表向きはビル銭湯のように角張っている。屋上?には掘っ立て小屋のような倉庫に使われているのか狭い部屋がある。
男湯、女湯で入口が別れており、左手の男湯に入ると中央部分にフロント。眼鏡の若女将さんがお座りになられていて、入口上のテレビを楽しんでいる。
いらっしゃいませの声は明瞭。湯賃は300円。かなり安く感じる。
脱衣場は当然のごとく天井低い。
外壁側全面が常連入浴セットが納められた棚。とにかくその量に驚かされる。どれにも埃は積もっておらず、いまも愛されている(必要とされている)銭湯と言える。
そして竹籠が多くあり、ロッカーはないので、皆籠をお使いになられている。
フロントからは衝立があり良くは見えないようになっているもののそこはかなりアバウト。衝立も手作りのようである。
体重計はアナログのkeihokuのもの。少し小さく赤い色をしている。
女湯との境にはちょっとした部屋があり、マッサージルームになっている。
さてパパッと服を脱ぎ浴室へ。浴室へのサッシがかなり建てつけ悪し。キリキリと音を立てつつ開け閉めをする。
浴室はこれがかなり独特の空間。
天井が低くフラットなのはわかるがコンクリート製でしかもシミが多く付き、かなりひなびている。むき出しの蛍光灯といい、天井だけを見ると古い刑事ドラマの取調室か、学校の教室か、もしくは拷問部屋のようだ。
中程から下はきれいな(普通の)タイル。
島カランは一列で外壁から6-4-4-5。シャワーは外壁寄りのみ。島カランには鏡なし。常連さんが外壁側にお二人。背中を流しあったりしているところからご高齢の親子か。
ここは遠慮しつつ女湯境へ。境の壁の上にはブロックが二段、積み増しされている。このブロックがまた天井のコンクリートとの調和を保っている。
カランはやけに低い位置。ケロリンの高さを辛うじてクリアしている。椅子も小さいものだし、自然と自分もかがみ気味の姿勢になる。
湯もぬるく噴出量は少なく、しかも湯口から出ないで横や下から漏れ出る。
しかしあまり気にならない。
鏡の下には広告スペース。
体をしっかり洗い、浴槽へ。
こちらには少し情緒があり二つある浴槽をまたぐ形で岩が設置され、湯が流れ込んできている。
浅く広い浴槽と深い浴槽。東京でもよく出会う構成。背景は・・もちろんない。こちらの銭湯に来たら湯に集中するべきである。
湯はとにかく柔らかく心地よい。
湯温はどちらも42℃ほど。浅い方には二穴ジェットが三ヶ所。外壁寄りのジェット一つはもはや虫の息。しかしそんなことは気にならない。
かつての繁盛ぶりを思いつつ、コンクリートがまだきれいな頃、賑やかな東湯をまぶたに投影する。その時間の過ごし方がとても楽しい。
湯から上がり、女将さんにご挨拶。また近くに来たときはぜひ立ち寄りたい、昭和を感じる味のある銭湯であった。
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2009年7月11日土曜日
112.大田区東雪谷 稲荷湯
土曜日の4時過ぎ、湯に浸かりたくなり自転車にまたがった。
大田区銭湯を目指し、二子玉川から環八をひたすら南下。
ALPS電機のふもとの道を右に入り稲荷湯に到着。時間にして一時間弱。途中アップダウンも多くあり、結構疲れる。季節的にもう少し暑くなってくると銭湯まで自転車で一時間っていうのは体力的にも温度的にも問題が出てくるだろう。
稲荷湯はビル銭湯。
入口は看板を中心にして右にコインランドリーの入口。左が銭湯への入口になっている。よく手入れされた大型水槽が目に入る。水質管理もよく、メダカが気持ち良さそうに泳いでいる。
下足入れは左右に二種類あり、金属鍵のものと木製のもの。趣きある木製をチョイス。どちらも松竹錠だ。
中に入ると休憩所が目に入る。フロントは右手にあり、親父さんがひかえめな接客をなされている。休憩所は6人ほどが座れる。大型デジタル液晶ハイビジョンテレビが設置されているが、アナログ受信。たわしの素材でできている動物が置かれているがあれはなんだろうか。下足入れの上にも置かれていた。
さて右手の男湯へ。
脱衣場は混み合っている。時間は5時半くらい。土曜日なので地元住民の入浴タイムなのだろう。KEIHOKUのアナログ体重計が目に入る。年季の入ったもので長年愛用されて来た体重計なのだろうと思う。
天井は低い。少し窮屈だが清潔。特に伝統的に感じるものは他に見当たらず。こちらにも水槽がありメダカが泳いでいる。かなり小さな水槽。まるで熱帯魚屋に置かれているようなきれいな水質の水槽だ。閉鎖された空間で活かされている魚たちとはいえ、これだけきれいな水質の中泳いでいるのを見ると、彼らは幸せものに見える。
パパッと服を脱ぎ浴室へ。
中は中型銭湯といった大きさの浴室ではあるがカランの配置が変わっており、少々面食らう。
女湯境の壁際に浴槽が配置されており、脱衣場寄りにサウナ室。奥の壁にはL字型に浴槽が伸びており、カランは外壁側に3つ。外壁側にずらっと9つ。そして中央には衝立の付いたカランが2-2-2-2と8つ並んでいる。合わせて20のカラン。
立ちシャワーは二基あり、水シャワーと湯シャワーが配置されているので「湯を浴びようとしたら前に水を使用されていた為に冷たい水が最初に出て来てびっくりした」という事象が起こらず安心だ。
浴室もなかなか賑わっている。10人ほど。脱衣場にも5人ほどはいらっしゃった。
カランを確保し体をしっかり洗う。
体を洗いつつも黒湯浴槽の人気振りが気になる。湯温がぬるめなのではないだろうかと考えつつ、背景を探す。奥の壁には背景がないが女湯境の壁にチップタイルが一面に埋め込まれている。雪化粧された山脈で、手前の湖に白鳥。建築物もあるが洋風建築だ。
白鳥に唯一ツートンカラーのチップタイルが利用されている。その他は一色のタイル。
さて浴槽へ。
サウナ室寄りに水風呂があり、その隣が大型の浴槽。ミクロバイブラ、ジェット、ボディマッサージ、そしてとどめの黒湯浴槽がある。
大型浴槽の湯温は43℃ほど。
ミクロバイブラの範囲が広く威力はないが迫力がある。一面泡の絨毯みたいだ。
背を壁に付けしばし極楽状態。
しかしお客が次々に入ってくるのでそんなに足を伸ばしてばっかりもいられない。ゆずりあいの精神で縮こまったりもしつつ湯を楽しむ。少し塩素の匂いがきついか。
隣は少し底が深くなり一穴式のジェットと、ボディマッサージ。ボディマッサージははまり込む方の円形浴槽だ。浴槽の深さが中途半端なので中腰になりつつ体の疲れを癒した。さすがに一時間も自転車を漕ぎ続けると疲れも来る。電機風呂があればよかった。
一旦水風呂でクールダウン。
水温は20℃を超えるほど。利用客が多いので少しぬるくなってしまっている模様。
最後に黒湯だ。
やや薄い黒湯で肌触りはさほどオイリーではない。湯温はやはりぬるめで42℃ほど。
湯が小振りではあるが積み上げられた岩から流れ落ちてくる。しっかりオーバーフローの仕組みもあり、排水口へ湯が流れ出す。流れ出す量は少ない(湯面が低い)が素晴らしい演出。なによりオーバーフローは見ていて心地よい。清潔感もある。
温まった後は何度か水風呂と往復。これは地元にあれば通い続けてしまう銭湯だろう。
大田区銭湯は素晴らしい。サウナは有料なので残念だが、こちらの近くにある明神湯もしかり、久が原湯もしかり。徒歩圏内に有力銭湯が集中しているスポットである。
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大田区銭湯を目指し、二子玉川から環八をひたすら南下。
ALPS電機のふもとの道を右に入り稲荷湯に到着。時間にして一時間弱。途中アップダウンも多くあり、結構疲れる。季節的にもう少し暑くなってくると銭湯まで自転車で一時間っていうのは体力的にも温度的にも問題が出てくるだろう。
稲荷湯はビル銭湯。
入口は看板を中心にして右にコインランドリーの入口。左が銭湯への入口になっている。よく手入れされた大型水槽が目に入る。水質管理もよく、メダカが気持ち良さそうに泳いでいる。
下足入れは左右に二種類あり、金属鍵のものと木製のもの。趣きある木製をチョイス。どちらも松竹錠だ。
中に入ると休憩所が目に入る。フロントは右手にあり、親父さんがひかえめな接客をなされている。休憩所は6人ほどが座れる。大型デジタル液晶ハイビジョンテレビが設置されているが、アナログ受信。たわしの素材でできている動物が置かれているがあれはなんだろうか。下足入れの上にも置かれていた。
さて右手の男湯へ。
脱衣場は混み合っている。時間は5時半くらい。土曜日なので地元住民の入浴タイムなのだろう。KEIHOKUのアナログ体重計が目に入る。年季の入ったもので長年愛用されて来た体重計なのだろうと思う。
天井は低い。少し窮屈だが清潔。特に伝統的に感じるものは他に見当たらず。こちらにも水槽がありメダカが泳いでいる。かなり小さな水槽。まるで熱帯魚屋に置かれているようなきれいな水質の水槽だ。閉鎖された空間で活かされている魚たちとはいえ、これだけきれいな水質の中泳いでいるのを見ると、彼らは幸せものに見える。
パパッと服を脱ぎ浴室へ。
中は中型銭湯といった大きさの浴室ではあるがカランの配置が変わっており、少々面食らう。
女湯境の壁際に浴槽が配置されており、脱衣場寄りにサウナ室。奥の壁にはL字型に浴槽が伸びており、カランは外壁側に3つ。外壁側にずらっと9つ。そして中央には衝立の付いたカランが2-2-2-2と8つ並んでいる。合わせて20のカラン。
立ちシャワーは二基あり、水シャワーと湯シャワーが配置されているので「湯を浴びようとしたら前に水を使用されていた為に冷たい水が最初に出て来てびっくりした」という事象が起こらず安心だ。
浴室もなかなか賑わっている。10人ほど。脱衣場にも5人ほどはいらっしゃった。
カランを確保し体をしっかり洗う。
体を洗いつつも黒湯浴槽の人気振りが気になる。湯温がぬるめなのではないだろうかと考えつつ、背景を探す。奥の壁には背景がないが女湯境の壁にチップタイルが一面に埋め込まれている。雪化粧された山脈で、手前の湖に白鳥。建築物もあるが洋風建築だ。
白鳥に唯一ツートンカラーのチップタイルが利用されている。その他は一色のタイル。
さて浴槽へ。
サウナ室寄りに水風呂があり、その隣が大型の浴槽。ミクロバイブラ、ジェット、ボディマッサージ、そしてとどめの黒湯浴槽がある。
大型浴槽の湯温は43℃ほど。
ミクロバイブラの範囲が広く威力はないが迫力がある。一面泡の絨毯みたいだ。
背を壁に付けしばし極楽状態。
しかしお客が次々に入ってくるのでそんなに足を伸ばしてばっかりもいられない。ゆずりあいの精神で縮こまったりもしつつ湯を楽しむ。少し塩素の匂いがきついか。
隣は少し底が深くなり一穴式のジェットと、ボディマッサージ。ボディマッサージははまり込む方の円形浴槽だ。浴槽の深さが中途半端なので中腰になりつつ体の疲れを癒した。さすがに一時間も自転車を漕ぎ続けると疲れも来る。電機風呂があればよかった。
一旦水風呂でクールダウン。
水温は20℃を超えるほど。利用客が多いので少しぬるくなってしまっている模様。
最後に黒湯だ。
やや薄い黒湯で肌触りはさほどオイリーではない。湯温はやはりぬるめで42℃ほど。
湯が小振りではあるが積み上げられた岩から流れ落ちてくる。しっかりオーバーフローの仕組みもあり、排水口へ湯が流れ出す。流れ出す量は少ない(湯面が低い)が素晴らしい演出。なによりオーバーフローは見ていて心地よい。清潔感もある。
温まった後は何度か水風呂と往復。これは地元にあれば通い続けてしまう銭湯だろう。
大田区銭湯は素晴らしい。サウナは有料なので残念だが、こちらの近くにある明神湯もしかり、久が原湯もしかり。徒歩圏内に有力銭湯が集中しているスポットである。
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