2014年11月23日日曜日

181.三鷹市下連雀 春の湯

三連休の初日。
三鷹の銭湯、春の湯を訪れた。

ビル銭湯だがすぐ隣の敷地がコインパーキングとなっており、車で訪れるのに絶好のロケーションとなっている。
「春の湯」の屋号入り看板が一方通行の4m道路を通る人や車に向けて眩しく光っている。
階段を数段降りたとこに入口がある。

ビルの半地下にある銭湯。ブロックガラスの向こうはロビースペース。

春の湯の看板。季節の春なのか、人の名前か。


まず下足入れに靴を預け、油絵(風景画)を眺める。自動ドアの入口から中に入るとロビースペース。
大型の液晶テレビがあり、つい先ほど発生した長野の地震について伝えている。その内容に対してロビーのソファに腰掛けた湯客と女将さんとで何やら会話している。

女将さんに入浴券をお渡しし、下足入れの鉄鍵をお渡しすると、ロッカーキーを貰えるシステム。ロッカーキーを持ち帰り私物化する湯客に対する対策(ただ忘れて持ち帰る人もいるだろうけど)の一つ。番台であれば鍵の持ち帰りの見張りも可能だろうが、フロント形式の弊害と言えなくもない。

右手の男湯の暖簾を潜ると、近代的なマッサージチェア、kubotaの腰までの高さのデジタル体重計、自販機等が目に入る。ビル銭湯だけに天井は低く、寮の大浴場然としている。
しかしながら湿布を貼ったまま風呂に入るななどの注意書きがある事でやはり銭湯なのだなとほっとする。

与えられたロッカー前でぱぱっと服を脱ぎ浴室へ。
浴槽がバラエティーに富んでおり島カランが八角形で2つ。女湯境の壁側にずらっとカランが並んでいる。無地の浅く広めの桶と風呂椅子を手に取りカランを確保。湯を作り頭からかぶる。しっかりと身体を洗うと浴槽巡りを始める。

浴槽は奥の壁から外壁側へL字型に連続しており、脱衣場脇にサウナ室(有料)がある。
まずは端の薬湯から。本日は「柚子」。柚子といっても入浴剤の柚子。ほのかに香りもする。湯温は40℃弱でぬるめ。長めにつかって仕事の疲れを落とす。

続いてお隣は座ジェット2機。勢いはそれほどでもないが水枕が設置されており、しっかり冷たい。湯温はやはりぬるめ。次は「ミクロンバイブラ」。ミクロンとはいってもボコボコと大きな泡が浴槽の底から連続して噴出している。その上に胡座をかいて修行僧のように静かにしていようと思うが、勢いがすごいので中々同じ体勢をキープする事が出来ない。

続いて滝湯もある。タイミングが合わず滝に打たれる事は出来なかったが、また次に来た時に取っておこう。

続いて「高温湯」。高温というと身体に悪そうなネーミングだが、恐れる事はない。つかってみると43℃ほどで高温という大げさな湯温ではなかった。やや熱めといった所かな。この浴槽のおかげでしっかりと温まる事ができた。サウナもあるので身体に熱を入れたいお方に取ってはこの銭湯はいいかもしれない。

サウナ室の目の前には水風呂もある。今回はここは入らず高温湯でしっかりと温まり湯から上がる。

表に出ると晩秋の夜風に吹かれながらクールダウン。
春の湯のネーミングには合致しない季節だが熱めの浴槽があるおかげで芯まで温まりたいこの季節にも対応している銭湯。近くに来た時はまた寄りたいところである。

2014年11月16日日曜日

180.東大和市新堀 神明湯

秋も深まり夜もだいぶ肌寒くなってきた土曜日の夜。

愛車を走らせ東大和の銭湯を目指す。ホームページ(▶︎こちら)を見る限りはなかなか力が入っている。ドメイン名を取得している銭湯というのはそんなにないはず。露天風呂もあるし、駐車場も完備、という事で規模が大きいスーパー銭湯然としたものを思い浮かべていたが、近くまで来ると住宅街の中の狭い道に突入し銭湯のあるべきナビ上の場所には道が狭く近付けない。

裏手の道を進むと「神明湯」と明かりの入った小さな看板があり、「駐車場」とプレートが壁に貼られている。銭湯の入口側でなく裏側に駐車場があるので注意である。

駐車場の看板。地味ながらも屋号を強烈に主張している

表側に回ると壁は茶色のモルタルで波模様が付けられ今風の趣。ネオン看板にもいろいろな浴槽の種類が書かれ、サウナもあり気分は高まる。

おしゃれな表向き

暖簾を潜り下足入れに靴を預けフロントスペースへ。
マウス片手にPCを眺めている親父さんがすぐに接客モードに入る。お若い親父さんだ。前例もあるので念のため駐車場利用の確認を済ませ(ご自由にご利用くださいとの事)、入浴券をお渡しすると脱衣場へ向かう。
フロントスペースには大型液晶テレビがあり。6人ほどがゆったり休憩できるスペースとなっている。

男湯、女湯は日替わりで交代するようだが本日は右手が男湯。渚の湯と言うらしく露天風呂がある。

脱衣場には既に湯客が5人ほど。年齢層は50代以上と比較的高めか。
ぱぱっと服を脱ぐと浴室へ。
湯煙が充満している。カランを確保すると身体を洗い流す。
湯客は浴室だけでも7人ほど。繁盛している。

浴槽を巡るとジェットバス、電気風呂、薬湯、寝ジェット、水風呂、露天風呂、サウナ(200円)といったところ。

どれも湯温はぬるめだが柔らかめのいい湯である。
露天は岩風呂で渚に生えているような木(パームツリー?)の葉が大きく上に広がっている。空は高い壁に囲まれ狭いながらも仰ぎ見る事が出来る。
薬湯で温まり、ジェットで身体を解し、電気風呂でさらに凝りを解きほぐす。

しっかりと温まると湯客はさらに増えだしている。
フロントは女将さんにチェンジとなっている。丁寧なおじぎをしてくださりお見送りされる。心地よい。

車で来ると駐車するのに慣れがいるが風呂の種類で楽しめる銭湯だ。
次に来る時はサウナを利用してみよう。

銭湯前の商店街。車は踏み込めない領域