港区銭湯、清水湯を訪れた。
約2年ぶり、2度目である。
前回来た時は改装が完了し、再オープンしたての清水湯であったが今日はどうだろうか。
(前回の記事は>>こちら)
自宅より自転車にまたがり、9時頃到着。
マンション銭湯である清水湯は半地下に専用駐車場と駐輪場、コインランドリーを備えている。都心の銭湯でありながらもクルマで訪れる事も可能なのである。
ここで自転車の鍵を忘れた事に気づく。今更鍵の為に帰宅するのも面倒くさいのでそのまま駐輪。もし盗まれてしまったらどうしようかと湯を楽しむ前に負の思考に陥りそうになる。
湯を楽しむ前にそれは良くないので、もし自転車を盗まれたなら「もっと性能のいい自転車を買おう」と前向きに考えつつ・・入店する。
ここで自転車の鍵を忘れた事に気づく。今更鍵の為に帰宅するのも面倒くさいのでそのまま駐輪。もし盗まれてしまったらどうしようかと湯を楽しむ前に負の思考に陥りそうになる。
湯を楽しむ前にそれは良くないので、もし自転車を盗まれたなら「もっと性能のいい自転車を買おう」と前向きに考えつつ・・入店する。
入浴チケットを購入し、下足入れのキーを預ける代わりにロッカーキーを受け取る。
ロビースペースには10人ほどのお客がドリンクを飲んだり、テレビを見たりしながら火照った体をクールダウンさせている。
暖簾を潜り脱衣場へ。
こちらにもお客は多い。2年前よりも知名度も上がりなかなか繁盛している様子である。
パパッと服を脱ぎ中へ。
カランは石壁により完全に隔離され、ぱっと見たところでは何人お客がいらっしゃるのかは把握できない。おそらく10人ほど。浴室内には静かにイージーリスニング調のBGMが流れている。
身体をしっかりと洗いながらこちらの銭湯が軟水であった事を思い出す。
泡立ちが良いが、調子に乗っていると流した泡が通路に溢れ、お隣のカランスペースにまで広がってしまう。ご迷惑をおかけしないように気をつける必要がある。
さて浴槽を巡るが湯温は40℃前後。ぬる湯である。
時間をかけてゆっくりと身体を温める。柔らかい湯のおかげで肌触りは非常にマイルド。
途中、タオルを持ったまま入浴する客あり。さながらスーパー銭湯である。
柔らかな光が湯面に明かりを優しく落とす。そしてミクロバイブラのジェット音。癒される空間だ。湯客が多く、なかなか2年前のようにはのんびりとはできないが。
そして途中、タトゥーをいれた湯客も入ってくる。入口の扉に「入れ墨(タトゥー含む)お断り」の文字があったはずだが恥も外聞もなしといったところか。
銭湯は湯を楽しみながら自分と向き合うところと考えている。
一日の振り返り、一週間の反省、明日からの振る舞いを思い描きながら、身体を温める。温めながら考える事は何かと前向きに気持ちが働くのでいい方向に進みやすい。
できれば地元の銭湯に行く時は近所の人々とコミュニケーションを図る、といった事をしたいものだがそこまで自分は社交的でないので、これは今後の課題である。
それはさておき、なかなか身体が温まらないなと思いながらも湯から上がる。
しかしそれは気のせいで、実は芯から温まっており、なかなか湯冷めをしない事が後で実感できる。
駐輪場に行くと、自転車の鍵をかけていないことを思い出した。そういった細かい事を忘れてしまうほどにこちらの銭湯を楽しむ事ができたという事だ。
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