今日は雨は降らなかったが湿度の高い一日。
休日だったしさほど疲れてはいないのだが、日が暮れてくるとなんだか一日の疲れを落としについ銭湯に行きたくなる。
千駄ヶ谷の銭湯、鶴の湯を訪れた。
時間は18時くらい、番台は大女将である。
「いらっしゃい」と元気にお声をかけてくださる。
こちらの銭湯は21時くらいになると決まって親父さんに番台が変わるのだ。番台形式が苦手な女性などは21時前に訪れるといいだろう。
湯客は5人ほど。
釜場への扉は木戸、立ちシャワーは二基、島カランは一列だがシャワーは備えられていない。
浴槽には赤外線ライトも設置されているのだがなぜか今日は点灯していない。
故障中かと思っていたが、途中若者が釜場への木戸を開け中に入っていくと、その後数分して赤外線ライトが点った。ひょっとしたら息子さんなのかもしれない。
その赤外線をしばし体に浴びた後湯から上がる。
脱衣場には6月27日によもぎ湯をやるという告知。ぜひ訪れようと密かに心に誓う。
帰宅する道すがら、99イチバでピルクルを購入。
鳩森八幡神社の緑、ピルクルののどごしが誠に心地よい。
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2010年6月20日日曜日
2010年6月12日土曜日
160.世田谷区三宿 常磐湯
世田谷銭湯、常磐湯を訪れた。
今日は自転車での移動である。つい最近引越をしたものの、自転車だけは以前の住まいに置かれたままだったので今日はそれで転居先に移動しながら、道すがら銭湯を模索し、まだ訪れていない銭湯があれば入ろうという魂胆であった。
用賀、三軒茶屋、駒沢大学辺りはさすがにほとんど行き尽くしていたが、三宿に着いたあたりで見覚えのない煙突を見つけた。
常磐湯である。
三宿には三宿浴場があったが今年になり廃業になってしまった。
常磐湯はどんな銭湯だろうか。
自転車を店頭に停め中へ。
いきなり下足入れが正面に置かれている。透明のプラスチック蓋の下足入れ、鍵はさくら錠である。左に3人が腰掛けられるほどのベンチがあり、棚には大型船舶の模型が二つ。ご主人のご趣味だろうか。狭いながらも休憩スペースとなっている。
右手にはフロントスペース。ご主人が笑顔でお出迎えである。
サウナ料金は250円のようである。
さて右手の男湯へ。のれんはたれが長く、「男」とわかりやすく筆で書かれている。
脱衣場は天井高いが狭く感じる。階段がついており上には休憩室とある。
体重計はデジタル式でTANITAのもの。そのほかIHI製のオゾン発生装置が置かれており、オゾン発生中、と書かれている。そういわれると少し居心地がいいかなという気分もする。
全体的には趣はなく、実用的な大浴場の脱衣場、といった様子。
休憩室を覗いてみるが、灰皿があり、マッサージチェアがある。扉があり個室になっているのでタバコのにおいが充満しているのだろう。嫌煙家の自分としては入室を控える事にする。
さてパパッと服を脱ぎ浴室へ。
天井高く二段式の浴室。
サウナ室が女湯境の手前壁際にある。デジタルでただいまの温度「96℃」と表示されている。
島カランは一列、女湯境より4-5□5-5(□は島、-は通路)となっている。立ちシャワーは一基。島が一列でも広々といった感じもないので幅は少々狭めかなと感じる。
浴槽は奥に浅深の二浴槽、それと水風呂が脱衣場寄りの外壁側にある。贅沢にも岩風呂形式になっている。
湯客は5人ほど。40代〜50代と言ったところだ。
さてカランを確保ししっかりと体を洗う。
岩風呂の壁に張付けられている檜のせいだろうか、香りがほのかに浴室に漂っている。世田谷の藤の湯を思い起こさせてくれる。湯の香りと檜の香りはとても相性がいいと改めて感じる。
続いて浴槽へ。
今日は薬湯のようである。ペパーミント&オレンジとある。色は薄く水色がかっている。浅い浴槽も深い方もそこでつながっているため深浅どちらも薬湯だ。
浅い方はお客が多く入っていたため深い方から。
湯温は42.7℃、とデジタル表示されている。確かにその通りであると思う。ペパーミントとオレンジの香りがほのかに漂ういい湯である。背景をぼんやりと眺めるが、なぜかカラーコードである。10色の色相が3列。何を意味しているんだろう。深く考え込む事もなかったが、意味ありげだ。でもおそらく何の意味もないんではないだろうか。その昔はペンキ絵が描かれていた時代もあるのかもしれない。
続いて浅い方へ。
こちらはミクロバイブラが景気よくぼこぼこと泡立っていてにぎやかだ。
湯温は41.6℃と表示されている。
しっかり温まったところで水風呂へ。
二人が入れば窮屈に感じるほどの浴槽だが、入り口が狭いので実際は一人で満杯と思われる。水温は16℃とデジタル表示。冷たさがマイルドに肌を刺激する。非常に気持ちいい。サウナと行き来すればさらに快適だろう。次に訪れたときの楽しみにとっておこうかと思う。
さて湯から上がる。
フロントは眼鏡の若女将におかわりになられている。丁寧な接客はご主人譲りのようだ。
実用的な銭湯だが水風呂が特筆すべきものとして確固たる地位を確立していると感じる。また近くに来たときは寄ってみたい銭湯だった。
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今日は自転車での移動である。つい最近引越をしたものの、自転車だけは以前の住まいに置かれたままだったので今日はそれで転居先に移動しながら、道すがら銭湯を模索し、まだ訪れていない銭湯があれば入ろうという魂胆であった。
用賀、三軒茶屋、駒沢大学辺りはさすがにほとんど行き尽くしていたが、三宿に着いたあたりで見覚えのない煙突を見つけた。
常磐湯である。
三宿には三宿浴場があったが今年になり廃業になってしまった。
常磐湯はどんな銭湯だろうか。
自転車を店頭に停め中へ。
いきなり下足入れが正面に置かれている。透明のプラスチック蓋の下足入れ、鍵はさくら錠である。左に3人が腰掛けられるほどのベンチがあり、棚には大型船舶の模型が二つ。ご主人のご趣味だろうか。狭いながらも休憩スペースとなっている。
右手にはフロントスペース。ご主人が笑顔でお出迎えである。
サウナ料金は250円のようである。
さて右手の男湯へ。のれんはたれが長く、「男」とわかりやすく筆で書かれている。
脱衣場は天井高いが狭く感じる。階段がついており上には休憩室とある。
体重計はデジタル式でTANITAのもの。そのほかIHI製のオゾン発生装置が置かれており、オゾン発生中、と書かれている。そういわれると少し居心地がいいかなという気分もする。
全体的には趣はなく、実用的な大浴場の脱衣場、といった様子。
休憩室を覗いてみるが、灰皿があり、マッサージチェアがある。扉があり個室になっているのでタバコのにおいが充満しているのだろう。嫌煙家の自分としては入室を控える事にする。
さてパパッと服を脱ぎ浴室へ。
天井高く二段式の浴室。
サウナ室が女湯境の手前壁際にある。デジタルでただいまの温度「96℃」と表示されている。
島カランは一列、女湯境より4-5□5-5(□は島、-は通路)となっている。立ちシャワーは一基。島が一列でも広々といった感じもないので幅は少々狭めかなと感じる。
浴槽は奥に浅深の二浴槽、それと水風呂が脱衣場寄りの外壁側にある。贅沢にも岩風呂形式になっている。
湯客は5人ほど。40代〜50代と言ったところだ。
さてカランを確保ししっかりと体を洗う。
岩風呂の壁に張付けられている檜のせいだろうか、香りがほのかに浴室に漂っている。世田谷の藤の湯を思い起こさせてくれる。湯の香りと檜の香りはとても相性がいいと改めて感じる。
続いて浴槽へ。
今日は薬湯のようである。ペパーミント&オレンジとある。色は薄く水色がかっている。浅い浴槽も深い方もそこでつながっているため深浅どちらも薬湯だ。
浅い方はお客が多く入っていたため深い方から。
湯温は42.7℃、とデジタル表示されている。確かにその通りであると思う。ペパーミントとオレンジの香りがほのかに漂ういい湯である。背景をぼんやりと眺めるが、なぜかカラーコードである。10色の色相が3列。何を意味しているんだろう。深く考え込む事もなかったが、意味ありげだ。でもおそらく何の意味もないんではないだろうか。その昔はペンキ絵が描かれていた時代もあるのかもしれない。
続いて浅い方へ。
こちらはミクロバイブラが景気よくぼこぼこと泡立っていてにぎやかだ。
湯温は41.6℃と表示されている。
しっかり温まったところで水風呂へ。
二人が入れば窮屈に感じるほどの浴槽だが、入り口が狭いので実際は一人で満杯と思われる。水温は16℃とデジタル表示。冷たさがマイルドに肌を刺激する。非常に気持ちいい。サウナと行き来すればさらに快適だろう。次に訪れたときの楽しみにとっておこうかと思う。
さて湯から上がる。
フロントは眼鏡の若女将におかわりになられている。丁寧な接客はご主人譲りのようだ。
実用的な銭湯だが水風呂が特筆すべきものとして確固たる地位を確立していると感じる。また近くに来たときは寄ってみたい銭湯だった。
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2010年6月1日火曜日
--.世田谷区玉川台 藤の湯
藤の湯を訪れた。
3年住んだ世田谷から引っ越す事になり、常湯としてよく利用させて頂いていた藤の湯ともお別れとなる。お別れというのは大袈裟のようだが、こちらの銭湯は近くに駐車場はないし、駅からも遠い。離れて暮らすとなると気軽には訪れる事はできないわけだ。
訪れたのは午後5時頃、さっそくフロント前では常連だろうか、おじさんと女将さんが語らっている。
藤の湯のサウナは男湯のみ。これまで気になりながらも一度も利用したことがなかったので試してみようと思う。
サウナ料金は300円。
脱衣場からフロントの女将さんへは小窓を開けて用を伝える。
すると黄色いバスタオルを手渡された。
湯客は10人ほど。年齢層は高め。時おり湯客同士の会話が飛び交っている。
時間が遅くなると学生の姿もちらほら見えるようになってくるはずだ。
さてカランを確保し体を洗うことにする。
サウナ用タオルを引っ掛けるとこがないので、カランの上、湯がかからないほど離れた位置に置く。
ぬるめの檜風呂に浸かり、少々温まったところでサウナ室へ。
脱衣場の外壁側に扉があり、そこから中に入る。
中は天井やや高く、しっかりとしたひとつの浴室であった。
壁は幅10cmほどの模様が高さを違えて縞模様を形成している。モダンである。
そして手前に水風呂、二人が入れるほどの大きさ。その隣には円形風呂。しかしこちらには湯は入っておらず、中にもうひとつ、木の浴槽が置かれている。蓋がしてあるので中を覗いて見るが、残念ながら湯は張られていない。
こちらの浴室にはカランもある。5つ並んでいるが水も湯もでない。
サウナ室(と思っていたがつまり一つの浴室であった)に入って右手に進んだところに真のサウナ室がある。
中に入ると床の木材が軋む音、椅子に腰かけた後は物音は一切聞こえて来ない。非常に静かな空間だ。サウナ室を利用する客が少ないと言うこともあるが、何よりも厚い壁に隔たれた浴室の、さらに内側のサウナ室にいるという事がこの静けさを作り出しているのだ。
乾式サウナで温度計は95℃を指している。しかしこれは壊れているんだろう、実際はそんなにはないはずだ。
テレビをはめ込むくぼみもあるが、中には明かりの灯っていないランプと目覚まし時計がある。
その他、特別なものは見当たらない。汗が吹き出し、あまりの静寂に我を見失いそうになる頃、出て水風呂に浸かる。
こちらの水温は12℃と水温計に示されているが、実際はそんなには冷たくはないだろう。
普段利用している藤の湯の浴室とは空気があまりにも異なり、不思議な時間を過ごすことができた。
昔はどんな使われ方がされていたのだろう。
円形風呂が活躍していた頃はどんな状況だったのだろう。憶測を巡らせながら、さらにサウナ室でストイックに体に熱を入れる。
しっかり温まったところで藤の湯を後にする。
新寿湯が廃業となり、それからはずっと藤の湯を利用してきた。これからもいつまでも瀬田の街に湯の香と煙突の情景を残していって貰いたいものである。
街は変わるがいつまでも見守っています。
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3年住んだ世田谷から引っ越す事になり、常湯としてよく利用させて頂いていた藤の湯ともお別れとなる。お別れというのは大袈裟のようだが、こちらの銭湯は近くに駐車場はないし、駅からも遠い。離れて暮らすとなると気軽には訪れる事はできないわけだ。
訪れたのは午後5時頃、さっそくフロント前では常連だろうか、おじさんと女将さんが語らっている。
藤の湯のサウナは男湯のみ。これまで気になりながらも一度も利用したことがなかったので試してみようと思う。
サウナ料金は300円。
脱衣場からフロントの女将さんへは小窓を開けて用を伝える。
すると黄色いバスタオルを手渡された。
湯客は10人ほど。年齢層は高め。時おり湯客同士の会話が飛び交っている。
時間が遅くなると学生の姿もちらほら見えるようになってくるはずだ。
さてカランを確保し体を洗うことにする。
サウナ用タオルを引っ掛けるとこがないので、カランの上、湯がかからないほど離れた位置に置く。
ぬるめの檜風呂に浸かり、少々温まったところでサウナ室へ。
脱衣場の外壁側に扉があり、そこから中に入る。
中は天井やや高く、しっかりとしたひとつの浴室であった。
壁は幅10cmほどの模様が高さを違えて縞模様を形成している。モダンである。
そして手前に水風呂、二人が入れるほどの大きさ。その隣には円形風呂。しかしこちらには湯は入っておらず、中にもうひとつ、木の浴槽が置かれている。蓋がしてあるので中を覗いて見るが、残念ながら湯は張られていない。
こちらの浴室にはカランもある。5つ並んでいるが水も湯もでない。
サウナ室(と思っていたがつまり一つの浴室であった)に入って右手に進んだところに真のサウナ室がある。
中に入ると床の木材が軋む音、椅子に腰かけた後は物音は一切聞こえて来ない。非常に静かな空間だ。サウナ室を利用する客が少ないと言うこともあるが、何よりも厚い壁に隔たれた浴室の、さらに内側のサウナ室にいるという事がこの静けさを作り出しているのだ。
乾式サウナで温度計は95℃を指している。しかしこれは壊れているんだろう、実際はそんなにはないはずだ。
テレビをはめ込むくぼみもあるが、中には明かりの灯っていないランプと目覚まし時計がある。
その他、特別なものは見当たらない。汗が吹き出し、あまりの静寂に我を見失いそうになる頃、出て水風呂に浸かる。
こちらの水温は12℃と水温計に示されているが、実際はそんなには冷たくはないだろう。
普段利用している藤の湯の浴室とは空気があまりにも異なり、不思議な時間を過ごすことができた。
昔はどんな使われ方がされていたのだろう。
円形風呂が活躍していた頃はどんな状況だったのだろう。憶測を巡らせながら、さらにサウナ室でストイックに体に熱を入れる。
しっかり温まったところで藤の湯を後にする。
新寿湯が廃業となり、それからはずっと藤の湯を利用してきた。これからもいつまでも瀬田の街に湯の香と煙突の情景を残していって貰いたいものである。
街は変わるがいつまでも見守っています。
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