2009年3月28日土曜日

89.中野区弥生町 清春湯























































今日は中野区の清春湯を訪れた。

弥生町は中野の南寄り、住宅街である。
清春湯の近くにはお寿司屋「鮨忠」や珍味のお店があったりする。到着したのは夜の11時頃なので既に閉店はしているが、この辺りは単なる住宅街という訳でなく、ちょっとした商店街のミニ版になっているようだ。

50m位離れたコインパーキングに車を停め、いざ清春湯へ。
隣がコインランドリーになっている。
おしどり錠と松竹錠が真ん中よりやや上あたりで二分している。混合型って珍しいんじゃないのだろうか。
下足入れスペースは狭く、靴を入れたりしていると自動ドアが開いてしまう。
フロント形式で4人ほど座れるソファにテレビ、その他入浴グッズが販売されている。
フロントの親父さんに湯賃をお渡しし、右手の男湯へ。

脱衣場は天井やや高め。
一応格子になっている天井だが、白い壁紙。
デジタルの体重計や、なぜか個室のようになっている小部屋にマッサージチェアが設置されている。

パパっと服を脱ぎ浴室へ。
天井は二段型なのだが、かなり一段目の低い部分が中央まで絞り込んできている。
島カランは一列。中央から7-5-5-3。立ちシャワーは二基。
あと、小さなちゃぶ台のような島カランがある。シャワーはなく、4つのカランが設置されている。誰も使っていないが、さすがに好んで使いたいとは思わないだろう。
外壁よりの3つのカランはホース付きのシャワー。
設備はなかなか整っている様子だ。
それにしてもお客が多い。金曜夜の11時頃。15人ほどのお客がいらっしゃっている。

体をしっかり洗い浴槽へ。
こちらは広い浴槽に電気風呂、ミクロバイブラ、深い浴槽にはジェットが強弱一基ずつ。
あとサウナ室があり、目の前に水風呂。そしてサッシの向こうにはゲルマニウム風呂がある。

まずは空いている電気風呂。
湯温は42℃ほど。柔らかい湯ではないが、バイブラの細かい泡が優しく肌をなでる。
電気風呂だが、電気の力は幅が広いせいか普通くらい。電気のプレートに押し付けない限りは心地よく入浴できる。
しばらくしていったん出てクールダウン。
続いてミクロバイブラへ。
ぼこぼこと体を泡が包み込む。快適である。
続いて座ジェットへ。
深湯なので足下に気をつける必要がある。湯温は変わらず42℃ほど。

続いてゲルマニウム風呂をのぞいてみるが3人ほどが中におり、話しながら楽しんでいるようなので長引きそうだ。

水風呂に入ろう。
水温は18℃。ここから背景全体を拝む事ができる。
ランダムチップタイルの壮大な赤富士である。白鳥が3羽。
積雪量がかなりあるので冬か。それにしてもかなりの迫力である。

ゲルマニウム風呂を覗くがまだ入浴中。その後もチェックを続けるが45分間一度たりとも人がいなくなる事はなかった。今日のところはあきらめるとしよう。

さて湯から上がる。
休憩所にはたけし軍団の誰かのサインと、朝青龍と白鳳の手形などが飾られている。
コーヒー牛乳120円をいただきながらしばし休憩。

外に出て建物をじっくりと見上げるが、屋根は伝統的千鳥破風の名残がある。改築されてよく見えなくなってしまっているが、向かいのアパートの階段上から清春湯の全体を見るとよくわかる。改築されその趣は影を潜めてしまっているが、確かに歴史を感じる事ができる銭湯だ。
今後どのような形に変化していくのだろう。楽しみにしつつ、今日のところは家に帰りビールを飲んでぐっすりと眠る事にしよう。


大きな地図で見る

0 件のコメント: