学芸大学駅の近くにあり、土曜の夜11時頃になるが街は活気に溢れている。
道路にはみ出して駐輪されている自転車や、ほろ酔いの学生達が道に広がって歩いているので車で訪れるのには向いていない。
負けじと千代の湯より200m離れたコインパーキングに駐車。千代の湯はマンション銭湯。間口は広く、入ると下足スペース。斜めに木札を挿入するタイプ。鶴亀錠だ。
鶴と亀が錠の部分に描かれ、オレンジを基調とした蓋でおしゃれでレトロな感じである。
脱衣場は天井低く、しかしながら80ものロッカーが立ち並んでいる。面白いのはロッカーのうち一つがフロントへ通じており、開けて女将さんとお話をすることが出来る。間違えてロッカーとして荷物をしまってしまう人もいらっしゃいそうな雰囲気ではある。
体重計はアナログの腰の高さまでのものでISHIDAと書かれている。
パパっと服を脱ぎ浴室へ。
天井は低めで、中央に向かって低くなっていくタイプ。お客は少なく、3人程。島カラン二列で外壁側は通路。6-5-5-5-5の構成である。立ちシャワーは4基あり、湯と水で役割が完全に分けられている。つまり湯の立ちシャワーが2基で水の立ちシャワーが2基である。これなら湯のつもりで浴びたシャワーから前のお客が利用していた水が噴出されびっくりするというような事象も起きる心配がない。
カランを確保し体をしっかり洗う。こちらの銭湯は注意書きがよく貼り出されており、片付けをするように、浴槽の縁に座らないように、体をよく洗うように、よく拭いて出るようになどなど、書かれている。
千代の湯は軟水銭湯である。カランやシャワーから噴出する湯水は軟水度の非常に高いとろみのある軟水で非常に肌に優しい。ここまでとろみを感じる軟水も珍しい。世田谷の塩の湯も軟水度が高く感じたがこちらはそれ以上のイメージ。
さて浴室へ。
こちらは大きく分けて二つの浴槽。
広い方は座ジェットが二基でバイブラ、ショルダージェットが設置されている。ショルダージェットは非常に弱いものだが座ジェットは強力。水枕もしっかり冷たくていい。湯温は40℃ほどとかなりぬる湯の設定なので長く湯につかり体をジェットに当てて連休の疲れを取ることが出来た。
半円形に浴槽が脱衣場側にせり出している部分があり、こちらには湯の吹き出し口が半円の中央部分に飛び出ている。そこからは湯が噴き出しているようだ。やや熱い湯が噴出している。
続いて深い浴槽へ。こちらは薬湯でしかも電気風呂でもある。漢方の薬湯のようだが効能はどこにも記載されていない。こい茶色の湯で漢方の匂いが充満している。電気は強いもので、ぴったりとつけることが出来ないほど。びくびくと体がいうことを聞かなくなってしまう。
湯から上がり休憩所へ。
ソファが6人程座れる大きさのもので空間も広くとてもゆったりとしている。
水槽もあって金魚やコリドラス系の魚も泳いでいる。常連客とお見受けするおばさまが楽しそうに女将さんとお話しされている姿を見つつ、ほてった体をクールダウンする。非常に和やかな雰囲気。またぜひ訪れたいと思う軟水銭湯であった。
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