2010年1月17日日曜日

145.新宿区新宿 金沢浴場

昼は学芸大学の千代の湯で湯フェスを楽しみ、夜は新宿銭湯「金沢浴場」を訪れた。

高層マンションがいくつか建ち並ぶ脇を抜け、住宅街地域の中に金沢浴場はひっそりとたたずんでいる。

金沢浴場という看板が高い位置にあり、電気が点いている。





こちらの銭湯は上がマンションになっている。
下足入れは79あり、カナリアのもの。いくつか新しいものに付け替えられている。

中に入ると正面にフロントスペース。休憩所はその向かいに3人程が座れるソファと、テレビに雑誌や漫画が何冊か置かれている。こじんまりとしているが過ごしやすそうだ。
フロントのお兄さんに湯賃をお渡しする。男湯のみフロントでロッカーキーを受け取る形式だ。適度に明るく丁寧な接客。気分も自然と良くなる。

右手が男湯。
脱衣場は天井低く、体重計はアナログでKEIHOKUのもの。
その他洗濯機はよく見る昭和を感じるコイン洗濯機だが、全体的には平均的マンション銭湯といった感じだ。

パパっと服を脱ぎ浴室へ。
こちらはマンション銭湯ながら天井が高く、一気に開放感を増す。太い円柱が脱衣場と浴室の間に据えられ、濃いめの湯煙の中に重厚感を醸し出している。

島カランは一列で女湯側より5-3-3-3。立ちシャワーは一基。入った時点では湯客は0人であったが、その後5人程になった。

両外側のカランはそれぞれ仕切りが付いたゆったりめのカラン。シャワーはややぬるめだが、カランは適温。体をしっかりと洗い浴槽に向かう。

三槽式で、外壁側にプラスチックの竹で組まれた囲いの浴槽、中央部分にバイブラ、女湯寄りには座風呂がある。

まずは座風呂から。こちらには高温風呂とも書かれているが、湯温は42℃程。足を伸ばすとへりにつっかえてしまう程なのでやや狭く感じるが、問題とする程ではない。

浴室内は湯煙が非常に濃く天井もはっきり見えないほど。天井は山型になっている。

続いてバイブラへ。泡の量はそれほどでもなく、細かさもないが湯は心地よい。こちらの浴槽にはバイブラの他に浴槽床に凹凸があり、足の裏に適度な刺激を与えることが出来る。背景はランダムチップタイルで虹に囲まれたモスク。背の高いアラビアの石造りの建築物などなど。端の方には欧州の湖畔のヨットや民家等々。大田区の太陽泉で見た絵だ。

続いて個室の中へ。
ミストが噴出されるようだが機能はしていない模様。湯煙が濃いのでマイナスイオンはもともと充満しているので不満はない。湯温はぬるめで41℃程。長湯が楽しめる。水枕もあるがやや冷えた程度。浴槽の中に設置されたライトが水面に光を映し、黒い石壁と竹の壁に囲まれ雰囲気も上質だ。

湯から上がり休憩所で一休み。
ドリンクケースも充実しており、ビールも250円で販売している。
不定期でお休みを取られる銭湯で、以前来た時はお休みだった。あまりやる気のない銭湯なのかなとたかをくくっていたが、実際に訪れてみると発見もいろいろあるものだ。
また近くに来た時は訪れてみたいと思う。

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