2009年1月3日土曜日
66.杉並区宮前 第二石原浴場
杉並区浴場組合のHPを見て、年始に営業している銭湯を調べた。
その中から、第二石原浴場(ニュー石原湯)へ。
駐車場付きということで車で向かうと浴場隣にコインランドリーがあり、その前に二台分の駐車スペースがある。一台も停まっておらず、難なく駐車。
下足入れに靴を預け、自動ドアを中へ。
フロントが右手にあるが誰もいない。左手の広いロビーの掃除をしている女将さんがこちらを見ていらっしゃいと声をかけて下さる。
入浴券をお渡しし、左手の男湯へ。
脱衣場は広く、天井は低め。
脱衣場にはテレビもなく、人もいないのでひっそり静かである。アナログ体重計はKEIHOKUのもの。
パパッと服を脱ぎ浴室へ。
浴室はかなり広い。
島カランが二列。
奥の壁、外壁に沿ってL字型に浴槽が連続している。
カランは5-5-5-5-6。6のうち3つが高齢者・障害者優先カランとなっており、シャワーがホース付き。立ちシャワーは二基。
脱衣場にせり出す形であるのはラドン浴槽。有料になっており、森林浴と書かれてある。フィトンチッドの香が洩れてくる。
体を洗い、浴槽へ。
まず女湯境から座風呂二基。高温浴槽があり、露天への通路を挟んで寝風呂、広めの浴槽にはミクロバイブラ、電気風呂、床に網が張られている浴槽、入口には掛け湯もあるが湯は溜まっていない。
座風呂へ。湯温はかなりぬるく40℃ほど。高温浴槽があるから差別化を図ってぬるくしているのだろう。
背景はなぜか外壁沿いにあり、ランダムチップタイルで抽象的な絵。黄色や、赤、オレンジ、金色などで波のような絵が描かれている。
続いてミクロバイブラ。やはり湯温は40℃ほど。バイブラの威力はそれほどではないものの、心地の良い湯を楽しめた。
寝ジェットは水枕も完備。しかし残念ながらまったく冷えていない。
また電気風呂の電極は三カ所にあるものの、電気力はほとんどないと言っていいほどの弱さ。電気初心者の自分でさえ、ぺったり電極に体を貼付けても若干ピリピリする程度で平気なのである。これはこの地域の電気風呂ファンを満足させることはできないのではないだろうか。
続いて床に網の貼った浴槽。
これは謎である。足ツボに刺激のある浴槽だろうか。それともバイブラを発生させるつもりが故障してしまった浴槽であろうか。
続いて露天スペースへ。
こちらは天窓が開くようになっており、露天というか外気を感じることができる程度の露天。
水風呂と軟水風呂、サウナ室がある。
軟水風呂は5人はゆったり入れる大きさ。湯温はこれまたぬるく40℃ほど。
肝心の軟水だがさほど感じることができない。少し優しさのある湯だろうか。
天窓からは空も見えず、露天の良さはほとんどない。
水風呂は22℃ほどか。
中に戻り、高温浴槽へ。
3人ほどが入れる浴槽で、湯温は43℃ほど。決して高温ではないが、他に比べると確かに高い。やっとまともな湯に浸かることができたように思う。
お客は4人ほどだが皆高温浴槽がお気に入りのようだ。交互に入っている。
湯から上がり、広めのロビーで休憩。
ソファ、テレビ、ドリンク自販機もあり、ドリンクケース、アイスも販売している。
なぜかスニーカー型のイスがあるのが不思議。しかも3つ。
あとはクジャクの立派な剥製も。
住宅街の中にある銭湯。昭和のモダンな銭湯。
伝統的銭湯を求める人には不満も多いかもしれないが、広めの浴室、ロビーでのんびりするにはいいかもしれない。
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