2009年1月18日日曜日
71.新宿区西早稲田 金泉湯
高田馬場の金泉湯へ。駐車場ありと銭湯マップには記載されているが、実際行ってみるとそのようなスペースは見当たらない。
どうしても駐車したいなら、電話などして確認するべきだろう。
自分はものぐさなので近くのパーキングへ。1時間300円だ。
入口は立派な唐破風造。龍の飾りがついている。
靴を下足入れに入れ、自動ドアをくぐるとフロントがあり、左に女湯。右に男湯。そして休憩所がひろがっている。
ソファがあり、イスもある。6人ほどは休憩できそうだ。
そして庭もあるが、そこには立派な池がある。
鯉が優雅に泳いでいる。時折体を翻して、踊るように泳いでいる。大きな鯉が多いが、皆元気なようだ。
湯賃をお渡しし、右手の男湯へ。
脱衣場は天井が高く、こげ茶色の格天井。折り上げ格天井だ。
体重計はデジタル。マッサージ器はローラ二つがむき出しのクラシカルタイプのもの。
まだ15時なので太陽の光が射し込んで来ており場内は明るい。
浴室を見ると、お客の数は多く繁盛しているようだ。
パパッと服を脱ぎ、浴室へ。
お客は10人ほど。
島カランは一列で、女湯境の壁には立ちシャワースペースが並んでいる。立ちシャワーとはいえ、蛇口も完備しているので、何人かは風呂イスを持ち込んで腰を据えて利用している。
カランを確保し、体をしっかり洗う。
体を洗いつつ、天井を仰ぎ見るが二段型でかなり高い。
では浴槽へ。
水風呂が外壁側にあり、続いて強めのジェットが一基。
そのお隣は座ジェットが二基。女湯境の壁側には深風呂があり、はまり込む形の丸形ジェットが備え付けられている。
まずは強めのジェットから。
湯温は43℃ほど。背中をピッタリ付けると強力なジェットが背中を刺激する。とても心地よい。この銭湯の背景はタイルで模様が作られているが、その中に鶴のタイルがあったりする。
続いて座ジェットへ。
水枕完備でしっかり冷たい枕。しかし足を伸ばすとへりにぶつかってしまうので少し狭い。湯温は同じく43℃。
深風呂の方も湯温は同じ。はまり込み型の円形ジェットは久々に味わうことができたが、体全体にまんべんなくジェットが照射されて心地よい。しばし慢喫。
さて、こちらの銭湯には露天風呂がある。
外壁の脱衣場寄りに露天へ抜ける道があり、岩風呂が設置されている。
サッシが閉め切られており、外気を感じることができないので露天という感じはないが、庭が臨めるので気分は良い。
庭にはフロントで見えた池とは別に、金魚が泳いでいる池がある。
浴槽に浸かりながらは見えないけども、それでも充分。
岩風呂は薬湯になっており、「有馬の旅・じっこうの湯」と書いてある。
この湯がとてもいい湯。ぬる湯で温度は40℃ほどではあるが、岩のでこぼこが枕にいい高さで、足を伸ばせる広い湯船に浸かり、のんびりと過ごすことができる。有馬に来たとイメージすれば、できなくもないいい雰囲気である。
湯から上がり、フロントで鯉を見ながら休憩。120円でフルーツ牛乳を購入。常連さんだろうか、何名かがテレビの競馬中継を観戦している。フロントの親父さんも馬券を購入しているようで、真剣に観戦している。
地元に密着している銭湯だ。
女湯から出て来た奥さんに聞くと、女湯にはボスがいたそうで、入ってくるお客全てがそのボスに挨拶をするとのこと。
奥さんは知り合いでもないし、挨拶をせずに体を洗ったりしていると、「お湯を使い過ぎでしょう」とシャワーを止められたそうだ。そのボス曰く、「体を洗うのは洗面器一杯で十分だ」そうである。
しかし、シャワーをたくさん使っていた他のお客もいたそうで、ボスと知り合いであればお湯の使用量に関しては特に何も言われないようだ。
銭湯を70件以上回っているが今までお客に怒られたことは一度もない。男湯より女湯の方がしっかりと上下関係が形成されているのかもしれない。
特にそれはディープな商店街のある街に多いような気がする。
奥さんには申し訳ないが、男湯の方はとても快適であった。
銭湯の場合、やはりいらっしゃっているお客にもその銭湯を良いもの、悪いものという評価を左右してしまうほどの重要度があると言えるだろう。
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