2009年1月15日木曜日

--.世田谷区玉川台 藤の湯

3度目の来訪、藤の湯。
二子玉川より自転車で国道246号を用賀方面へ。
5分ほどで到着。行きは坂道でなかなか大変。

改めて破風造を仰ぎ見る。唐破風。目の前に建物がありよく見えないが、昔は見通しもよかったんだろう。

フロント形式でメガネのおばさまがにこやかに座っておられた。
ちょうど、大学生だろうか、女の子と男子大学生が二名、おばさまとお話している。

脱衣場は天井高く、一部格子状になっている。
女湯境の壁の上にある親柱がすばらしい。がっちり太く、まっすぐ伸びて趣きあるこげ茶が力強い。

浴室へ。
お客は6人ほど。
入ると迫力あるヒノキの櫓。
ほんの少し香ってくる黴の匂いと、ヒノキの香り。
ヒノキの浴槽には備長炭が入っている。

浴槽は広いものと、ヒノキの浴槽。
広いほうは座ジェット二基、バイブラだ。

先ほど入り口で一緒になった大学生が二名、大声でしゃべりながら体を洗っている。
島カランの一角を確保して二人で話している。
島カランの反対側には男性客三名。
その三名はヒノキ風呂に入りに行く。そして男子大学生は湯につかり、元に戻らず男性客三名のカランに着席。

その間ずっと話をしている。
きっとどのカランに座ったとか、そういう事は何も考えずにいるのだろう。
男子大学生が座っているときに男性客三名がヒノキ風呂から戻ってきたらどうなるだろうかと観察していたが、うまいこと先に男子大学生は脱衣場へと行ってしまった。

湯から上がると、フロントでは女子大学生、男子大学生、フロントのおばさまの4名でお話になられている。
明日は試合で朝が早い、というようなことを話している。

さて、自転車にまたがり246を二子玉川方面へ走らせる。
家までは3分。帰りは坂を下るだけなので楽なのだ。
瀬田温泉山河の湯のそばを駆け下り、まもなく二子玉川。
藤の湯でよく温まった体は、この真冬でもなかなか冷えない。

地元の銭湯。もはや二子玉川近辺では藤の湯だけになってしまった。
これからもお世話になるがいつまでも心地の良い湯を提供していって頂きたいものだ。


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