2010年2月7日日曜日

152.大田区東矢口 第一弁天湯

大田区銭湯、第一弁天湯を訪れた。
日曜の夕方なので湯に浸かりに来るお客も多いのではないかなと思いつつ、50mほど離れた位置にあるコインパーキングに駐車。


第一弁天湯の表向きは非常にユニーク。角張った屋根の様でもあるが、まさか屋根までが四角くなっている訳はない。そうなると雨水の流れが悪くなるだろうし。
横には回れないのでどういった形の屋根かはわからないけど、想像を巡らせるだけで少しばかり楽しむ事ができる。

牛乳石鹸のたれの短い暖簾をくぐると下足入れスペース。
SAKURA-Gの錠前だ。靴を預け、自動ドアから中に入ると左手にフロント。正面に休憩スペース。天井は高く脱衣場の天井が続いているので、番台形式の銭湯を改装してフロント形式にしたものと思われる。

湯賃を女将さんにお渡し。
右手の男湯へ。休憩スペースが中央部分を大きく取っているので広さはないものの、もとの広さがかなりあったものと思われるので、窮屈に感じるほどでもない。

アナログ体重計はHOKUTOWのもの。天井は高いが平べったく、休憩スペースに金属の飾りがぶら下がっているのが見える。昨日訪れた改装したての千代の湯(世田谷区鷹番)に比べると湯客の年齢層は総じて高い。時折咳き込んでいるお方も何人かいらっしゃる。

パパッと服を脱ぎ浴室へ。
中は天井高く二段式。湯煙が充満し視界が悪い。しかし浴室は暖かく居心地が良い。
島カランは二列で女湯境より7-6□6-4□2(□は島、-は通路)、立ちシャワーは外壁側のサウナ室の外壁に二基。
湯客は10人ほどいらっしゃるがカランの数も多いので難なく確保する事ができた。
シャワーの温度がやや高い気もするが慣れると気にならない。
体をしっかりと洗い浴槽へ。

浴槽部分は広く浅い浴槽と座ジェットの浴槽に分かれているがお互いを隔てる壁面が低いのでほぼ一槽といってもいい。

広い浴槽の方はバイブラや赤外線ライトの設備が見えるもののどちらも非稼働。湯を静かに楽しむ事にする。湯温は42℃ほど。今日は薬湯で緑色の湯をしている。そのおかげでぽかぽかとすぐに温まる。このところ東京は気温も低く、本格的に冬を迎えているといった感じなので薬湯はとてもありがたい。

続いて座ジェットへ。さらに浅い浴槽なので寝ジェットに近い形。足を伸ばすと縁にぶつかるので狭さを感じる。縁の上に足を投げ出して湯に浸かる方も何人かいらっしゃった。

こちらの湯に浸かりつつ、背景を見上げたりする。第一弁天湯の背景は直径1mほどの○印が3つ。中はタイルがはめ込まれているが一色なので何かの模様という訳でもない。しばし何を意味しているのか思いを巡らせてみるが、特に何も思い浮かばず。しかし○という印はどう転んでもポジティブなイメージである。句点ととらえればそれはそこでひとまず区切りを付けるという意味でもあるが、○であるか×であるかという所をまず考えるのが普通だろうし、そうなると前向きな背景である。

サウナ室に入る事にする。
赤外線サウナが無料であり、温度は90℃。3人は入る事ができそうだが基本は皆さんお一人ずつ利用されている。木の椅子は何も敷かれていないので皆中に入ると立ったままなのである。砂時計等もないのでひたすら温度に耐える事になる。そして立ちシャワーでクールダウンする流れを何度か楽しみ、浴室から出る事にする。

周辺は住宅街で第一弁天湯を利用されるお客は多いと見える。地元に根ざした銭湯。いつまでも温かい気持ちのよい湯を提供していって頂きたいものである。


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