2008年10月19日日曜日

32.赤堤 月見湯温泉

今日は近くの銭湯へ。

奥さんも一緒なので車で行く。近場の駐車場付きで訪れていない銭湯だとレビランドがある。さっそく向かってみる。

10分ほどで到着。しかしこの辺は道が狭い。一方通行も結構あるので注意が必要だ。
しかしレビランド周りには駐車場がない模様。銭湯マップにはあると書いてあるんだがなぁ。
よく探せばあるのかもしれないが見当たらないので近くの月見湯温泉へ。

銭湯マップによると、駐車場はないが前から行ってみたかったので行くことにする。
近くのコインパーキングに車を停め、入り口へ。

千鳥破風が改装された入り口の向こうに見えかくれしている。













下足を預け、正面にある屋号をパチリ。













和であって和でないような、大陸の香を強く感じさせるフォントである。

さて中にはいるとフロント。白くきれいなムートン調のカーペットにゆったりとしたロビーが広がる。ドリンクケースは二つもあり、アイスもある。

左手の男湯へ。
脱衣場は広々。ロッカーも多くあり、ロッカーを手前にして背面と外側の間を休憩スペースにしてある。縁側もあり、うねりのある細い樹が生えている。

居心地はなかなかいいな。
さて、服を脱ぎ、浴室へ。

そこに拡がるのはとにかく巨大な浴槽群。

一面、浴槽である。

じっくり観察したい気分をこらえつつ、カランへ。
カランは19。
浴槽が大きいだけに、壁の周りをコの字型にカランが取り囲む形。
外壁側にはサウナ室、水風呂があり、こちらは増築されたようである。その増築スペースにはカランが5つあり、サウナ・水風呂往復客には使い勝手が良さそうな位置にある。

体をしっかり洗い、浴槽をひとつずつ攻めようか。

まず奥、背景の手前には月見湯温泉がある。こちらは透明な湯。正方形の浴槽で温泉が楽しめる。湯温は低めに設定されており、40℃ほどなのでじっくり温泉成分を体に染み込ませることができる。
とろみはないが、肌がつるつるになるような気分。極楽極楽。

次は巨大浴槽へ。
こちらは普通に入るスペース、ジェット二基、ボディジェット、電気風呂がある。
湯温は41℃ほどで、泳ぐことが可能なくらい広い。実際、少年二人が泳いでおり、それはそれで鬱陶しいが、気持ちはわからないでもないのでぐっとこらえることにする。

ジェット二基には水枕があり、これがまた素晴らしく冷たく心地よい。
望むとすれば、向きが背景を向いていればのんびりと景色を楽しむことができたのだが・・。

さて、もう一つの浴槽。こちらは高温槽である。
とくにそう書かれてはいないが、入ってみると43℃ほどと、なかなかの湯を楽しむことができる。しかもここからの背景はとても見晴らしがよく、心地よい時間を過ごせる。

背景はチップタイル。1.5センチ平方ほどのタイル画整然と男女ブチ抜きであり、中心に神々しいまでの巨大な富士山である。手前には海が広がり、松があり、町人が一人いる。
チップタイルなので遠目から見るのが一番よい。やはりこの高温槽から見るのがいいようだ。

充分に体が温まったところで、すぐ隣の水風呂へ。
23℃ほどの水風呂は立派に温泉である。
やや土色をした水で、ライオンの口から次々と水が流れ込んで、そしてオーバーフローしている。これは贅沢。

ややぬるい気もするが、十分に体はクールダウン。

とても気分が良い。
時間は10時ほどで相客は10人ほど。
年齢層は若めで30、40代が中心といったところ。なかなかに活気はある模様。
少年二人が帰った後はこの月見湯温泉の雰囲気にしっかりと浸かることができた。

さて、肝心の月見であるが、カラン上の壁にかかるライトが月のように見える。まんまるであり、いくつか並んでいる。
まぁそういう目で見ると風情があるというもの。楽しみ方は個人個人ある訳だ。

湯から上がり、ロビーにて奥さんと合流。
ラムネを100円で購入し、テレビではお笑いをやっている。

女湯の方のチップタイルでは町人三人が描かれているということ。
ふむふむ、見てみたいものだなぁ。

ちなみに女湯の方ではバスタオルを体に巻いて入ってきたお客がいたようで、湯船に浸かるその直前までバスタオルを体に巻き、バスタオルを淵に置き、そして湯に浸かったそうである。
なんともまた恥ずかしがりやな女性だろうか。

ちなみにその方とロビーで一緒になったけど、なかなか若かったような雰囲気。あまりじっくりは見なかったが。

まぁ、それはさておき下高井戸の住宅街に温泉が湧き、そして銭湯料金でいつも疲れる幸せ。この近辺の住人達はそんなメリットともにこれからの暮らしを楽しめる訳だ。
どうにもうらやましい限りである。

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