2009年12月12日土曜日

139.大田区西糀谷 幸の湯

土曜日。朝から大田区銭湯の幸の湯を訪れた。
幸の湯は朝湯を定休日である月曜日以外やっている銭湯で、以前に一度訪れたことがあるのだが、ちょうど昼休憩に入るところでその時は入ることが出来なかった。

午前9時頃。
今日は朝湯が11時までであるのを知って早めに来たのである。

車で100m離れた位置にあるコインパーキングに駐車。
西糀谷辺りは住宅街が広がり、高層建築は見当たらない。車の通りも少ない地域なので落ち着いた雰囲気がある。





幸の湯はビル銭湯。
入口から入ると松竹錠の下足入れ。プラスチックで中が透けている下足入れだ。
靴を預け中に入るとフロントには女将さん。
休憩スペースは観葉植物がいくつかあり、テーブル、椅子がきれいに並んでいる。ちょっとしたカフェのような雰囲気がある。テレビは地デジ対応でHITACHIのwoo。アナログ受信の銭湯が多い中で、しっかりとした対応がされているといえる。

左手の男湯へ。
脱衣場は天井低め。ロッカーは縦に細長いものもあり、常連向けの小さな貸し出しロッカー
もある。
パパっと服を脱ぎ浴室へ。
天井はやや高めで屋根のように外に向けて低くなっている。
カランはマンション銭湯に多い横に並ぶタイプ。
外壁側に3-3-4-4-4-2、女湯境に3ある。なぜかこの三基のうち一つだけシャワーが設置されていない。

体をしっかり洗い、浴槽へ。
女湯境の壁にずらっと浴槽が並んでいるが、それに加え露天、二階への階段もありサウナ室・水風呂につながっている。

まずは広い浴槽の座ジェットへ。湯温は41℃ほど。奥の壁に背をつける形なので浴室全体を見渡すことが出来る位置にある。ジェットの勢いはやや強めなのであまり長い間浴びていると内出血してしまいそうだ。

続いてボディジェット。丸形の狭い筒のような浴槽に体をはめ込むものだ。あとはジェットエステがあり、一穴式の強力ジェットの設備がある。

続いて電気風呂へ。
電気の力は弱めなので背中をピッタリ電極に押し付けても問題ない。腰に当てられる位置に電極があるので、腰痛持ちにはいいだろう。

浴槽の隣には温泉浴槽がある。
温泉といえば黒湯が主体の東京銭湯だが、こちらはやや茶色身があるがほぼ透明に近い湯。ナトリウム・カルシウムが主成分と表記されている。
湯は柔らかく肌がすべすべになる。ぽかぽかと芯から温まる感じをしっかり受けることができる湯である。

二階への階段の先にはサウナ室と水風呂があるが、今回のところはやめておこう。次回また利用する時に楽しみを取っておこうかと思う。

立ちシャワーでクールダウンし、その後露天へ。
露天は外壁側の扉の外に出るとある。岩風呂であり、目張りが竹のようなプラスチックでしっかりと設置されている。趣はやや薄れるものの、広めの浴槽で4人程がのんびりと湯に浸かることが出来る。湯温は意外に室内の浴槽群よりも高めで43℃近く。しかしながら外気に肌をさらしているので設置されているベンチで体をさましたりもしながら極楽のひとときを過ごす。

湯から上がり休憩所で一休み。
ジュースを買うがひっかかり出てこない。女将さんはおばあさまにお変わりになられていたが、自販機を開けて出していただいた。笑顔で楽しそうに仕事をされている。
湯客も多くにぎやかで活気のある銭湯。
毎日やっている朝湯は、燕湯か幸の湯というほど貴重なのでまたぜひ訪れたいと思う。


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