2009年11月9日月曜日

134.杉並区成田東 ゆ家 和ごころ 吉の湯

杉並区成田東 ゆ家 和ごころ 吉の湯

杉並銭湯、吉の湯へ。
駐車場有りとの事なので車で向かう。現地は住宅街に曲がりくねった道が続く、非常に車では行きづらい銭湯。
駐車場は3台のみで、付近にはコインパーキングはなく、一番近くても直線距離700mも離れた位置にある。

一度目は満車状態。仕方なく他の銭湯を探すが、天狗湯は休業日、その後再び吉の湯へ行くと、一台空いた状態だった。



「ゆ家 和ごころ 吉の湯」は切妻屋根の下に唐破風のような屋根が設置されている入口。趣を無理矢理演出しているような雰囲気。

下足入れに靴を預け、鉄製の鍵を手に取る。
フロントはカウンターのようになっており、入浴券を購入する自動販売機でビールやソフトクリーム等も購入する事ができる。
休憩スペースはかなり広く10人以上がテーブル席でテレビを見ながらゆっくりできる状況だ。

これは武蔵小山の清水湯に似ている雰囲気だ。近代型銭湯の見本といった所か。

フロントにはアルバイトだろうか、女性従業員が二名。
下足の鍵を預け、代わりに脱衣場のロッカーキーを受け取る。混雑しているので、というお断りをして頂いた。

男湯は右手。
脱衣場は天井低く、籐が網の目ののようになっている壁紙が貼られている。
体重計はTANITAの新しい体重計。その他、トイレが新しく広いものだが特に目新しい部分はなし。

パパッと服を脱ぎ浴室へ。
浴室への通路があり、STAFF ONLYのデッドスペースがある。浴槽を一つ置けるほどはあるので無駄なように思うが、何か重要なものが置かれているのかもしれない。

中央に浴槽があり、周囲3方をカランが取り囲んでいる。立ちシャワーは3基。カランの数は17。日曜日夕方5時頃に訪れたのだが、ほぼカランは埋まっており繁盛している。子供や若いお父さんが多いように思える。

天井は高く、切妻屋根に中央部分がくりぬかれるように二段式になっている。

なんとかカランを確保し、体をしっかりと洗う。
シャワーは放水口部分をひねると打たせ湯にもできる新しい形式のもの。
浴槽へといく訳だが、こちらは露天スペースもあるようだ。
まずは室内から。
本日は杉並区の銭湯はリンゴ風呂の日。
ネットの中に20個くらいのリンゴが詰め込まれて浮かんでいる。
電気の湯、ジェットエステ、ボディジェット、ミドルエステと並んでいる。
湯温は41℃ほど。ジェット系は強めで放出口が異なる3タイプだ。
電気は弱めなので初心者向けといった所か。

壁の丸形ライトの一つに茶色のネコの飾りが付いている。他はそんな演出がないので少し浮いているように見えるが見てしばし楽しむ事ができた。

続いて露天へ。
露天とはいえ、天井部分は木製の柱が組まれており、さほど開放感はない。昼間であれば明るく気分も晴れやかになるかもしれない。

室内と同じくらいのスペースが広がっており、サウナ室、つぼ風呂が二つ、水風呂、高濃度炭酸泉、そしてプラスチックの椅子が何脚か。
つぼ風呂は五右衛門風呂のように丸形の一人が入るタイプのもので、中に入ると湯が激しくオーバーフローする。これは演出でこぼれた湯はしっかり排水口に吸い込まれていく。湯温はやや高めで43℃ほど。湯から上がると湯が注ぎ込まれ調整される。
湯の溢れる音の爽快さ、そして湯温も適度で素晴らしい気分だ。
そして水風呂との往復を何度か繰り返す。水風呂の温度は19℃ほど。3人は十分に浸かる事ができる。

高濃度炭酸泉、こちらは青山の新型銭湯、清水湯にもあった湯であるが、炭酸が湯に溶け込んでいるものだ。肌を包み込む炭酸が心地よく、湯はぬるめで長く浸かっていられる。おかげでなかなか湯客が出て行かず、気軽に入る事はできない状態だ。
しかし炭酸泉は見ても楽しむ事ができる湯なので(細かい泡がきれいである)、できれば明るい室内で楽しみたいものだ。

湯から上がり休憩室で一休み。
本日は奥さんも一緒で感想を伺う。最近は奥さんも銭湯のマナーに詳しくなって来ており、体も洗わず浴槽へ飛び込む子供や、混雑しているのにカランに入浴グッズを置いたまま行ってしまうお客、露天に家族で入りいつまでもいつまでも会話をしながら出て行かない行為に少々腹を立てている様子。

子供のマナーに関してはやはり親が一番注意するべきだろうが、必要とあらば自分でも注意できるようにしたい所だ。
住宅街にひっそりと佇む新型銭湯。完全に周囲から認知されている様子だが、遠方からわざわざいくほどの面白さは感じなかった。設備は充実しているのでそういった銭湯が好きならぜひ一度行って頂きたいものである。


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