2008年11月24日月曜日

46.渋谷区本町 羽衣湯

羽衣湯
今日は羽衣湯へ。
土曜の夜、さてどんな銭湯だろう。

駐車場があるとの事なので、車で向かう。
渋谷区であるが住宅街に入って行く。
そして羽衣湯に到着。
表向きは立派なビル銭湯。






















駐車場はなかなかの広さで7台ほど停められる。けど、自転車やバイクが多く停められて駐車場が狭くなってしまっている。今日はお客が多いようだ。かなり活気のある銭湯の模様。
下足を預け、ふと下足入れ上の壁を見やると、羽衣をまとった天女が彫られている木がある。これは素晴らしい。
その昔、ここが立派な破風造の銭湯だったとき、おそらく作られた彫刻なんだろう。













さて、入口から中へ入ると右手にフロントが見え、左手には広い休憩所。そして漫画が棚一杯に一面並んでいる。ここはマンガ喫茶か?
イスもいくつかあり、10人ほどは休憩しながら漫画が読めるほどの広さ。
すでに7,8人がまったりと漫画を呼んでいる。

さて、親父さんに湯賃をお渡ししスタンプノートをお見せすると「いろんなとこに行かれてるんですねぇ」とご感想をいただいた。渋谷区はまだまだ未踏の銭湯が多い。やはり居住区の世田谷区に行く機会が多いな。

左手が男湯。
暖簾をくぐり脱衣場へ。
天井は低く、寮かビジネスホテルにある浴場のようだ。
デジタル体重計あり。テレビもある。
服をさっさと脱ぎ、浴室へ。
浴室への引き戸をくぐると洗濯機とトイレがあり、洗面所がある。
浴室は階段を上がり、その向こうにある模様。
プールのタイルみたいな壁を見ながら二階へ。
その先には左手にカランがずらっと並び右手に浴槽。
さらに先には浴槽がありそうだ。縦長の構成。

体を洗い流し、浴槽へ。
手前の浴槽は電気風呂と浅風呂。デジタル湯温計があり42.5℃を示している。ジェットもバイブラもない浴槽なのでなんかぬるく感じる。
電気風呂があるのでここでしばし電気を浴びる。電力が弱く、自分でも深く腰掛けて電気を当てる事ができた。電気を当てると指が変な形に曲がり、血管が浮き上がってくる。コリがよくほぐれそうだ。

しかしお客が多い。
年齢層が若く、大学生が多そうだ。うじゃうじゃ湧いて出てくるようだ。そして皆一様にあそこをタオルで隠している。
銭湯でタオルを持ち歩き、しかも隠すとは。若いよな。

奥の浴槽ヘ行こう。
途中右手にサウナ室あり。
ここはホタテみたいな形をしている。ホタテの丸形のとこに奥の浴槽がある。内側は露天の模様。
奥の浴槽はジェットが二基、そしてドリームバスと名付けられた浴槽。あと水風呂がある。
ドリームバスは完全に横になり、くぼみに体を沈める形で寝て、水枕に頭を預けると非常に快適。湯温がぬるく、表示では41.7℃。おかげで浴槽には人間が溢れている。
なかなか体もあったまらんもんな。サウナ室には人が少ない様子。これならサウナも行ってよかったかも。

次は露天ヘ行ってみた。
3人も入るときついほどの大きさ。高麗人参の薬湯となっている。
外気もほどほどに心地よい。湯温41℃弱と一番ぬるい。
壁は高く、天井は空に向けて抜けている。快適。
次々とお客が露天目指して入ってくるので、のほほんとはしてられない。少し温まると後続へ譲る事にした。

予定より時間を早めて湯から上がる。
これだけ混んでいるとゆっくりあったまってもいられない。サウナが少しこころ残りだな。

湯から上がり、ビン牛乳130円をいただく。ちと高い気がするぞ?
それから適当に漫画を一冊チョイスし読みふける。
天井が高いせいもあるのか、少し休憩所は寒い気もする。
もう少し空調をなんとかしていただきたいと感じた。湯冷めが一番嫌だからね。

女湯の方も年齢層は若いと奥さんが話していた。
近所には銭湯が必要な住居に住んでいる若者が多いんだろう。時間は0:00時を回っているので皆電車で帰る訳ではないだ。きっとこの辺に住んでるはずだ。

駐車場に行き、車で帰る事にする。
渋谷も奥が深い街だ。松濤が高級住宅街なら、ここら当たりは一般庶民の穴蔵だ。敷地も狭く、ぎゅうぎゅう詰め。
羽衣湯はミニスーパー銭湯と言ってよい銭湯。
趣は全く感じられないが現代を生き抜く銭湯として、いつまでも頭にとどめておく必要はあるだろうなと感じた。

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