2009年5月4日月曜日

99.世田谷区三宿 三宿浴場


本日は三宿にある銭湯、三宿浴場を訪れた。

246号、三宿交差点より歩いて数分、住宅街の中に三宿浴場はある。
駐車場はないので近くにある小田急OXの地下駐車場へ。こちらは1500円以上の買物で90分無料で駐車可能だ。帰りにこちらで買物をして帰ることにする。
しかしいつの間に小田急OXができたのだろう。昔はこんなところにスーパーはなかったのに。

三宿浴場の正面へ。
コインランドリーがあり、全面は改築されモダンな銭湯になっている。けど、奥の方に伝統的な破風造の屋根も垣間みることができる。

下足入れに靴を預け、中へ。
右手にフロントがあり左手に休憩スペース。フロント脇にお花の鉢植えがいくつも飾られている。浴場組合のサイトの紹介文に「いつも花が咲いている店です」と書かれているだけある。
湯賃を親父さんにお渡しし、左手の男湯へ。
中は焦げ茶色のロッカーがずらっと並ぶ。
体重計はYAMATOのデジタル体重計。女湯境に立派な振子時計があるが残念ながら8時で停止してしまっている。

ロッカー上にテレビが置かれており、巨人ー阪神戦をやっている。なんと阪神は巨人に11連敗中。しかし今日は5-0で阪神がリードしている模様だ。

パパっと服を脱ぎ浴室へ。
時間は9時頃。お客は4人ほど。
島カランは一列で外壁側より5-7-7-8。立ちシャワーは一基。
さっそく体を洗い、湯船へ向かう。

まず女湯境に薬湯兼電気風呂、お隣は座ジェットが二基、外壁側の角にはミクロバイブラ、それから低温浴槽が配置されている。サウナ室が脱衣場にせり出す形であり、そのすぐお隣に水風呂もある。平均的銭湯の規模ながらも設備はばっちりだ。

まずは薬湯へ。
こちらには電極もセットされており、しかも深風呂の二段式で腰掛けると背中(腰)に電極を当てることができる。電気風呂は平均的に腰掛けても左右に電極があり両腕をビリビリさせる銭湯が多いものだが、こちらでは腰にトラブルを抱えている人にはぜひお試しいただきたい銭湯である。
電気力もなかなか強く、まだまだ経験不足な自分にはぴったり電極に腰を押し付けることはできず。10センチほど離れても十分にビリビリと刺激を与えることができる。
湯温は42℃ほど。柔らかく心地の良い湯である。
壁に軟水を利用しているとの張り紙がしてある。確かにややとろみがあるようだが、ぬるぬるしているほどでもないので軟水度は低めか。

さて、続いてお隣の座ジェットへ。
こちらには少々位置が高いものの水枕も完備。冷たさはさほどでもないが、十分である。片方の座ジェットからは脱衣場のテレビを見ることもできる。どうやら巨人戦の中継は終了してしまったようである。

さて、いったん立ちシャワーでクールダウンし、続いて低温浴槽へ。湯温は40℃ほど。
水枕が設置されているが中は空洞。ただの枕である。浴槽自体も狭く、子供用といった趣だ。
しかしこちらの浴槽の湯は激しく洗い場へオーバーフローしており、見ていて気持ちがよい。

続いてミクロバイブラへ。
こちらの浴槽には檻があり、中に石が置かれている。
プレートに「・・ウム」とあるのでおそらくガリウム石だろう。石の数は少なく、どれも小さいことからひょっとしたら長年湯を掛け続けたので削られてしまったのではないかと思う。まさかそんなことはないか。
湯温は42℃ほど。
こちらの背景はランダムチップタイル画。
離れ島に山が見える。利尻富士だろうか。

十分に温まったところで水風呂へ。
水温は21℃ほど。ややぬるいが、あるとないとでは大違い。温まる体をぎゅっと閉じ込め、いつまでも冷えない、汗が吹き出ない体へと変身する。

湯から上がり、フロント前で一休み。親父さんから大女将さんへ交代されている。ずっと下を向いているが帳面でも確認しているのだろうか。
女湯に行っていた奥さんが戻ってきた。聞き込みをすると浴槽が一つ封鎖され使えないようになっていたそうだ。檜風呂の様で、使用されていないとかなりもったいない事態である。檜が古くなり使えなくなったのであろうか。できれば新しくされることを望むが費用もかかるだろうし何とも言えない。しかも男風呂にはないのでどっちにしろ味わうことはできず。無念である。


  女湯のテレビ

ちなみに女湯の脱衣場にあるテレビはノイズが激しく、まったく見ることができない中、音声だけがこだましているとのこと。男湯側のテレビの受信状態は最良だったので少しかわいそうな環境である。ぜひなんとかしてあげてほしいものだ。

帰りに小田急OXで買物をする。二階には洋服や生活雑貨も売られており、高品質なスーパーマーケットであった。庶民的ではないので、もう少し安く買物をしたい方は近くのオオゼキへ行くだろう。すぐ隣に薬局もあるし便利だ。

連休も後二日。明日は菖蒲湯である。どこの銭湯へ行こう。今日はそれを考えながら帰ってビールでも飲もうと思う。


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