2008年12月14日日曜日

54.品川区西品川 記念湯

クルマで品川の記念湯へ。
戸越銀座商店街の中にある。
ローソンの前に20台ほどのコインパーキングがあり、そこから歩いて2分ほど。入口はサウナと別れている。もちろん銭湯の入口へ。




















こちらはサウナ入口。

金曜の12時過ぎ。あと一時間で閉店だ。













こちらは建物正面。

靴を預け、入口から中へ。
フロントが左手にあり、親父さんが座っている。
湯賃をお渡しし、広いロビースペースを横目に左手の男湯へ。
今日は奥さんも一緒だがここでお別れ。

天井は高く、脱衣場・ロビーと一体型の天井だ。柱が一本立っており、それを中心に円形に天井が広がっている。格天井ではないが、昭和のモダンな様子が見て取れる。

パパッと服を脱ぎ、浴室へ。
ここは奥行きが広い。
天井はかまぼこ型で、低いのだけど奥行きの広さでとても広大な空間であると感じる。カランがずらっと並び、島カランは一列で立ちシャワーが三基。
浴槽もいろいろ充実している。

まずは体をしっかり洗い、とにかく一面に広がる浴槽へ。
背景はヨーロッパの湖に洋館が建っている。その向こうに山脈が広がっている。チップタイルで、浴槽ぎりぎりまであるので浴槽と湖がつながっているように見える。
広い浴槽には寝風呂が並び、3つのボタンが壁についている。
押すと強くはないがジェットが噴出される。
スイッチの付いていないところはただ横になるのみ。それでも十分に心地よい。

面白いことにボイラー室(釜場)への扉が湯の先にある。
つまり湯の上を歩かないとボイラー室には行けない仕組みになっている。横幅が狭いだけに仕方ない設計だったのだろう。
湯温は41℃ほど。ぬる湯である。
しかしすぐ側に高温浴槽があり、デジタル表示では44.4℃となっている。
確かにアツ目の湯で、さらに湯は沸いており、温度は上がって行く。
ボタンがあり、「押して調節してください」の注意書きがある。
しかし、どう押してもデジタル表示など変わることなく、結局は諦めることにした。どういう仕組みになってるんだろうか。

さて、続いては森林浴の湯へ。
フィトンチッドの香を楽しめる浴槽がある。
思えば大岡山浴場にも同じ香りを楽しめる個室があった。久々である。
4人は入れる大きめの浴槽に森林の香りが漂っている。
金曜の夜、一週間働いて貯まったストレスもす〜っと洗い流されていくようである。

隣には露天がある。
こちらも大きめの浴槽。5人はゆったり入れるだろう。
天井部分がスライド式で空を拝める。月がちょうど良く見える位置にある。岩風呂となっており、外気が肌にひんやりと当たる。ぬる湯であるが、月を眺めつつ、じっくりと体を温めようという気になる。
少々塩素の匂いが気になるが、たまに吹く自然の風に匂いも飛んで行く。

露天から出ると水風呂がある。
2人も入れば窮屈に感じるほどの狭さであるが、17℃くらいという冷たい設定。病気の人は入らないでくださいの注意書きも見える。確かにこれは冷たい。サウナもないので高温浴槽との行き来を何度か楽しむ。

すっかり温まり、湯から上がる。
ロビーは広く、大型液晶テレビがありその前にイスがミニシアターの如く8席並んでいる。地デジを受信している。
フルーツ牛乳を飲みながら、後で上がって来た奥さんから事情聴取。
女湯側の背景は教会であり、鶴がいたという。また、露天はなかったとのことだ。
少し得をした気分である。

お客は皆若く、とても廃れつつあるイメージがある銭湯とは趣が少々異なる。戸越銀座という街自体に銭湯の需要がかなりあるようだ。
今度はぜひサウナを楽しみに来ようかと思う。きっとまた新しい発見に胸を躍らせることができるだろう。


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