2008年12月20日土曜日

58.世田谷区上馬 明の海

金曜日、前から存在には気づいていたが行く機会がなかった銭湯に行ってみる。

駒澤大学駅近く、明の海である。
自宅から自転車で15分ほど。
時間は夜、10時。忘年会の季節、クリスマスも近いせいか街は活気付いている。

明の海は246号を環七沿いに数メートル進んだところにあるマンション銭湯。






















目の前はバス停で「上馬」。
銭湯の右手にコインランドリーがあり、入り口はシャッターが下りるようになっている。少しシャッターが下りた状態になっていて、頭上注意と内側に書かれている。故障してしまったのだろうか。

下足入れに靴を入れる。
なぜか全て赤色の数字。ひょっとしたら黒色の下足入れは改装する際に廃棄してしまったのかもしれない。
だとするとマンション銭湯になる前は伝統的銭湯の趣だったのか・・。
そう憶測を楽しみつつ、中へ。

フロントがあり、3人ほど腰掛けることのできるソファがある。
フロントには稗田神社の石。触るとご利益があるようだ。しかし、照れくさくて触ることができないよな。

フロントにお座りになられているのはお若い感じの女将さん。メガネをかけていて生徒会室にいそうな文科系の雰囲気。
湯賃をお渡しし、脱衣場へ。
暖簾をくぐるがいきなり狭い。50センチ位しかない奥行きを左手に折れ、脱衣場へ。

脱衣場はマンション銭湯だけに天井が低い。それでもロッカーはところ狭しと40以上ある。
一番下に常連ロッカーが並んでいるが10程あるそれは全て契約されているようだ。

ロッカーの上になぜか金色の蛙。
これまたご利益がありそうだ。

レトロな体重計はHOKUTOWのもの。昔から愛用されてきているようだ。

さて、パパっと服を脱ぎ中へ。

かなりコンパクトな浴室。
薬湯のいい香りが漂ってくる。湯に浸かるのが楽しみだ。

カランは5-5-5-6。島カランは一列。
島カランへの水道管が宙を通ってきている。普通は床を通すのだろうけどなんか不思議な感じだ。
しかもその水道管は島カランを通って端まで行き、立ちシャワーの方へ伸びていってる。
立ちシャワーは一基。

金曜の夜だけあってかお客が多い。10人ほど。
客層は若いが、中には60代とお見受けする親父さんもいらっしゃる。
女湯のほうから女子大生が何人もいるのだろうか、楽しそうな笑い声・話し声が聞こえてくる。

島カランのうちひとつを確保。
よく見ると島カランの脱衣場側の端の一つは鏡がない。ここに座ると少し切ないだろうな。

体をしっかり洗い浴槽へ。
浅風呂、深風呂の二つ。
どちらも薬湯となっており、酵素風呂と書かれている。
紫の色をしている。

まずは浅い方から。
湯温は43℃ほど。赤外線ライトが二基、そしてジェットが二基。
しかし赤外線は微妙な位置についている。
赤外線を利用するとジェットを利用している人に干渉してしまうような位置にあるのだ。
まぁ赤外線に体を押し当てている人もなかなか見ないのだが。

ジェットは二穴のもので、力は弱いかなと思いながら体を当てると、意外に勢いは結構あって腰の位置にガンガン当たって心地よい。

さて次は深い方へ。
こちらはバイブラが激しく、湯の色もあってそこがまったく見えず浸かるときは要注意。
そしてなぜか電気風呂。
幅が広いので中央に腰掛けてもあまりぴりぴり来ない。
初心者向けのパワーかな。
背景をどんなものかと眺めてみるが、タイルでモダンな感じの変な模様。

しっかり温まり湯から上がる。
フロントは若い感じのお兄さんに代わっている。
先ほどの女性の旦那さんかな。
ドリンクケースにはヤクルトが山ほど。ヤクルト好きがこの界隈には多いのだろうか。

さて寒空の中、自転車で自宅まで。
冬であるがしっかり家まで体は冷えずに到着。
これで自転車で行ける範囲の銭湯は行きつくした。
この地域で今のところ一番のお気に入りは・・上馬の栄湯だろうか。
また近いうちに温まりに行こうかと思う。


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