2008年9月28日日曜日

24.弦巻 弦巻湯<2008.10.31廃湯>

246号の駒沢大学駅あたりから脇道に入ると弦巻湯に着く。

すぐ隣におしゃれなカフェあり。
そして、この破風造の弦巻湯が並んでいるところがなかなか。




















入口は自販機に挟まれて狭い感じ。
暖簾をくぐり、正面の傘入れに今日は「紫根」の湯という張り紙が。

さて下足をしまい、脱衣場へ。
左が男湯だ。
ここは番台でおばさまが高い位置の番台に収まっておられる。
湯賃をお支払い、脱衣場を見渡す。

天井は高いものの、全体に少々小さめ。
コンパクトである。

金魚の水槽があり、一匹だけ泳いでいる。
あと、トイレに行く脇の扉をくぐると、トタンに岩礁の絵が描かれている。
これがかなり巨大で本格的なものだ。迫力あるなぁ、少々かすれ気味ではあるけれど。
他にも、絵画がいくつも掛けられており、大きな絵画が普通に床に立てかけられたりしている。絵画の趣味があるのかな。

さて、浴室へ。
中も少し小さめだ。島カランが真ん中に一つ。
全部で24。しかし、全身シャワーが4基もある。
体を洗い、浴槽へ。
富士山のペンキ絵が正面に。久々に王道の富士山を見れたなぁ。端の方がはげかけているけど、感動。
しかも手前の水面に逆さ富士。初めて見たよ逆さ富士のペンキ絵。

女湯の方はおおきな茶色の山脈。なんの山だろうか。
お客は10人ほど。
狭い浴室の割には盛況ではないだろうか。
今の時間は16時ちょい過ぎ。
開店してしばらくの間はこんな感じなのかもしれない。

紫根の湯に入ってみよう。
浴槽は右に電気風呂。
なんかコードがむき出しで湯に突っ込まれている。
これ電気のコードかなぁ?
漏電しないのかとびくびくしながらも入浴。
そんな不安な気持ちがある状況だと、なかなかのんびりしていられない。
そんな小心な自分なのであった。

で、浅風呂には端に打たせ湯があり、二本の管からどぼどぼ湯が流れ落ちている。
そこの中央に首を突っ込み、しばし打たれる。
水量が少ないため、さほどの気持ちよさはないが、湯の流れ落ちる音を聞いていると滝に打たれているようで心が癒されるものだ。

湯から上がり、丸椅子に腰掛け休憩。
何か買おうかと思うも小銭がないのでやめておく。
湯賃って450円払って何か飲むとすぐ1000円使ってしまう。
ドリンクと合わせて500円以内なら助かるのになぁ。
原油やら薪が高いんじゃ仕方ないけどね。

表に出るとまだ明るい。
この辺は住宅も多く、銭湯の需要があるのかな。
末永く湯を守り続けていってもらいたいものだ。

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