2008年9月8日月曜日

プロローグ

小さい頃、親父に連れられて行った銭湯。

湯船の奥に大きな黒い穴があいていて、そこから熱い湯が出ている。
いつか吸い込まれてしまいそうで怖かった記憶がある。

裸でみんなの前にいるのはあまりいい気分じゃなかった。

けど、自分も大人になり、結婚もして、冷静に世の中を見渡す事ができるようになると銭湯の良さってものがだんだんとわかるようになってきた。

とくに世田谷へ引越し、人と人の交流が少し希薄なものに感じられるようになってから、近所の銭湯が立て続けに二つ廃湯となってしまってから、仕事のせいで首を痛め、手にしびれがくるようになってから、、、理由はいくつかあれど、とにかく銭湯の雰囲気が好ましいものに思えるようになってきた。

しかし銭湯は確実に消えつつある代物だ。

スーパー銭湯や温泉には活路があるかもしれないが、地元の小さな銭湯は趣や温浴効果やエンターテイメント性を求めて通うほどのひとがいるかどうか。

自分としては周りは置いといて、銭湯巡りをしたい。
ちょうど、東京の銭湯を網羅した地図、「東京銭湯お遍路MAP」を入手できたので、これに倣い銭湯紀行をしたい。

とりあえずは今月(2008年9月中)に26湯。
これを達成すれば記念に風呂敷がもらえるのだ(品切れでなければ)。

よし、ちょっと挑戦してみよう。

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